フォノイコライザーの代わりにDJミキサーを使う。

先日、ヤフオクにて落札したPioneer製のアナログターンテーブル。
カートリッジも無事に装着したのに、まだ聴けていない。
理由は簡単。筆者はフォノイコライザーを持っていない。

 

フォノイコライザーとは??

フォノイコライザーって何だ??って話ですが、
筆者もアナログ初心者なんで、あくまで初心者目線で説明しますと・・・

 

ターンテーブルの針から拾う音って、すげー小さいんです。
オーディオも電気信号なんで、電力が微弱ってことだと思います。
その微弱な電気信号を増幅させて聴けるようにする機械が、フォノイコライザーだと理解しています。

(例えばこんなの↓)

 

昔のオーディオアンプって、このフォノイコライザーの機能が入ったものが多くあったらしいんです。まぁ、昔はCDではなくてアナログ・レコードで音楽を聴くのが普通でしたからね。

プレイヤーから直接アンプにケーブル繋いで、そのまま聴けるって環境だったと思いますが、CDの時代になってからのアンプには、フォノイコライザー機能が省かれるのが基本になってきたようです。

※アンプに「PHONO」ってつまみ(セレクター)があるやつが、フォノイコライザー機能がついているアンプですね。

そこで、現代の普通のアンプ(とは言っても筆者の持ってるアンプは10年くらい前のやつです)でアナログ・レコードを聴くためにはフォノイコライザーをかます必要があるわけですね。

 

図解するとこんな感じ

想定する接続環境を図解してみました。↓

blog_img150726

こんな感じですね。まぁ簡単にいうと、ただ単にアナログのプレイヤー買えば終わりって話じゃないってことです。
先日のカートリッジもそうですが、こういった部分がアナログ・レコードの鑑賞に対しての敷居の高さをイメージさせてしまう要因だと思います。

 

フォノイコライザーの代わりになるもの

これを機にフォノイコライザー買っても良かったんですが、一言にフォノイコライザーっていっても製品はたくさんあって、モノによって音が変わるってことで、オーディオマニアのこだわりのひとつらしいので、下手なもの買って、後々後悔しそうだな〜って思ったので、とりあえずは代用品でしのぐことにしました。

それがDJ用のミキサーです。

blog_IMG_4241

(↑テクニクス製のDJミキサーを繋げた様子)

DJ用のミキサーは、CDJとかもあるけど、基本的にアナログターンテーブルを接続するものです。つまり何が言いたいかというと、DJミキサーには基本的に「PHONO入力端子がある」ということです。
つまりフォノイコライザーが入っているということですね。

以前、radioDTMクルーで金を出し合ってCDJセットを購入した経緯があったので、とりあえずはそれを使わせてもらうことにしました。

ようやく音出しに成功。やったぜ!
(やっとヤフオクの評価を書き込める。。。)

 

まとめると

今回の経験で思ったことですが、フォノイコライザー買うのもいいけど、正直DJミキサーの方が初心者にはいいのでは?と思いました。

理由は簡単で、「今後の汎用性」と「イコライジングなどの微調整が効く」という2点。

「今後の汎用性」については、いざ本格的にクラブとかでプレイするDJになりたい!って思ったときに、DJ用のターンテーブルを買い足せばいいこと。さらにDJやらなくてもミキサーとして多くの入力端子を持つミキサーがあればターンテーブル以外にも多くのオーディオ機器を接続できます。

極端な話、LINE入力を使えば、ラジオやiPhone、PCだって接続できて、フェーダーで切り替えが可能なわけです。

こんな感じでいろいろと応用が効くのはDJミキサーな気がします。

 

 

フォノイコライザーの商品リンクを貼っておく

DJミキサーおすすめしておいてなんですが、フォノイコライザーを単体で用意するってオーディオファンからしたら憧れだし、無駄にDJミキサー置いておくよりかはスマートなことには変わりないので、せっかくだし、フォノイコライザーで良さそうなもののAmazonリンクを幾つか貼っておきます。参考までにどうぞ。

 

1:安価で手の出しやすいaudio-technica製


▲上のほうにも貼っておいたやつです。たぶん一番カジュアルに購入できるモデル。評価も高いので音質的にも問題ないと思います。難点を上げるとしたら、カートリッジの種類である「MCカートリッジに対応していない」点ですね。

 

2:MCとMMでカートリッジタイプを選べるタイプ


▲1と同じくaudio-technica製のフォノイコライザーですが、こちらはMCカートリッジも対応しています。いずれはMCカートリッジにも挑戦してみたい!って人にはこっちの方が後悔が少ないと思います。(※ちなみに筆者が買おうと思っていた製品がコチラです)

 

3:最近流行りのUSB-DACにもなる変わり種


▲最近巷でよく聞く「USB-DAC」の機能も搭載された変わり種。でもこの製品はかなり理にかなっていて、現在のオーディオファンの方は、「アナログ派」と「ハイレゾなどのPCオーディオ派」の二派にわかれているようで、実は両者は混同していると思ってます。その点、この商品は2つの欲望を同時に叶えてくれる超優秀なプロダクトなんです。これは筆者もかなり興味がある。別の記事にで熱弁したいと思ってます。

 

4:フォノイコライザーが入っているプリメインアンプという選択肢


▲アンプも持っていないって人は、いっそのことフォノイコライザー機能が入った(=PHONO入力がある)プリメインアンプを買っちゃうのが手っ取り早い。このモデルはかなり安いしAmazonでの評価も高いですね。

コメント

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  1. 2015年 7月 31日

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