当ブログのなかなかの人気な記事がレコード、DJ関係のもの。
そこで今回は、筆者のDJブース環境を紹介します。
一般的なDJの方々とは異なり、多少特殊な方法をとっているので、参考になれば幸いです。
目次
押入れを活用したDJブース
写真から完璧に伝わるかは自信がありませんが、押入れにDJ機材をぶち込んだ、オリジナルのブースになります。
押入れを使った理由
押入れをDJブースに選んだ理由は単純明快で、DJブースに必要なスペースの確保が難しかったからです。
現在、様々なDJ機材が出ていますが、レコードのサイズは昔から決まっているため、どんなにコンパクトなものを選んだとしても、ターンテーブル2台とミキサーを並べると、かなりのスペースが必要です。
また、DJ専用のテーブルという製品も出ていますが、基本的にどれも高価です。
機材の重量をしっかりと支える頑丈な作りと、プレイに適性な高さが必要となるため、条件が満たされるものとなると、かなりの資金的コストを用意することになります。
そこで押入れの出番。すべての押し入れが同じようなサイズ、環境ではないとは思いますが、基本的に上下に段に分かれており、上の方が布団のスペースになっていると思われます。
機材を置いてみると、これまたちょうどいい高さでした。使わない手はないです。
もともと押入れはPCデスクとして使っていた
もともと筆者はこの押入れをPCデスク(書斎)として活用しておりました。
きっかけは昔読んだインテリア系の雑誌に、押入れ活用法の記事があり、
それ以来、タイミングがあればやってみたい!と思っていました。
そして、現在住んでいる木造戸建ての物件に引っ越してから、
すぐに押入れのPCデスクを作ったのでした。
しかし、DJに興味が出てからは、先程書いたような理由から、DJブース優先になってしまいました。
現在は、その隣にL字デスクのようなスタイルでPCスペースを設けております。
押入れを使うメリット
実際に押入れをデスク(ブース)として活用している身からすると、この方法はかなりオススメです。
まずは部屋のスペースの活用。
これをやるだけで、実際に部屋が広々と使えます。
デスク(ブース)って意外と場所をとります。
プラスでベッドやソファなどを置けば、それだけで部屋がいっぱいいっぱいになりがちです。
押入は壁内部に埋め込まれています。
その部分でデスクという必要なスペースを済ませることができるのは、かなり大きなメリットだと思います。
自分だけの秘密基地、書斎感覚がたまらない
部屋のスペースの有効活用以外にも、押入れ活用の魅力は、何と言っても秘密基地感覚が出ることでしょう。
昔、子どものころ、実家の押入れに入り込んで、自分だけのスペースを作ろうとしたもんです。
(ドラえもんも好きでしたからね)
そんな子ども心を思い出し、ドキドキできる感覚を味わうことができるでしょう。
(男子は皆、こういう改造は大好きだと信じています)
メタルラックなどを使ってより快適な環境を作る
押入れは奥行きがある場合が多いです。DJブースにしろ、PCデスクにしろ、そこまで奥行きが必要かと言えば疑問にのこります。
そんな場合は、メタルラックなどを使って、奥行きを収納スペースなどに利用するといいでしょう。
筆者は、もともとテレビ用のメタルラックを2つに分けて活用しています。
そして、オーディオ関係(コンポ、スピーカー、レコード、CDなど)をラックに収めています。
▲筆者の環境に近そうなメタルラックです
押入れを使う上での悩みもある
もちろん、いいことばかりではありません。面倒なこと、運営する上での悩みもありますので、書き出してみようと思います。
収納スペースが押入れ部分がなくなる
当たり前なことですが、押入れを押入れとして使わないわけですから、あるはずの押入れがなくなるということでもあります。
下部分は通常の収納として使えはしますが、上部にPCデスクを置く場合、下も自分の足を収めるスペースが必要となります。ある程度の覚悟が必要です。
筆者の場合、一人暮らしの身分で戸建てを借りているため、他の収納スペースが豊富にあるという特殊な環境のため、押入れを殺したところで、さほど困ることはありませんが、普通の人は注意しましょう。
扉(ふすま)の保管が必要
押入れのふすまは、賃貸の場合、最終的に戻さないといけません。大切に保管する必要があります。
筆者は壁にそのまま立てかけて保管していますが、デザインやインテリア環境によっては、ふすまの存在が浮いてしまう可能性もあるでしょう。
電源の確保が難しい
押入れにコンセントがある場合は何の問題もありませんが、普通はありません。
そこで、外から延長コードで引っ張ってくる必要があります。
また、当然、押入れなので暗いです。ライティングが必須です。
筆者の場合、クリップ型のLEDライトをメタルラックにつけていますが、
押入れの内部構造によっては難しかったりするでしょう。
筆者のDJ機材も紹介
押入れ活用法については、ここらへんまでにしておくとして、
筆者の使っているDJ機材の紹介もしたいと思います。
とは言っても、中古で集めたVestaxの古い機材ばかりです。
あまり参考になるかは自信がありませんが、以前書いたDJセットの記事から、環境が変わったこともあり、変更点を書き残しておきます。
▶以前書いた記事「そう言えば、DJセットが揃いました」を読む
増えた機材①:Vestaxのターンテーブル
以前の記事ではヤフオクで落とした「PDX-2000」というVestaxのターンテーブルと、Technicsのターンテーブルを紹介しましたが、現在は、「PDX-2000 Mark2」という機材を2台に揃えました。
Technicsと使い比べた結果、筆者の場合、Vestaxの製品に惚れ込んでしまい、中古で探して新調しました。
※現在、Vestaxは倒産し、新品では手に入ることはないです。残念ですが、興味がある方は、中古を探してみてください。安価で手に入ると思われます。
増えた機材②:DVSシステム Scratch Live 2
PCと組み合わせて、よりDJをやりやすくする革命的な機材が本機です。
これにより、PC内に保存してある大量の音楽データを、レコードでコントロールすることができます。
このシステムを「DVS」と言い、Serato社のScratch Liveはその代表格です。
以前手に入れた古い型のターンテーブル
ターンテーブルが3台ならんでいるのは、DVS(PC内の音源を使うDJ)以外に、普通のレコードを聴くための、いわばリスニング専用機です。
筆者の使っているScratch Live2は、PC音源と普通のレコードと切り替えるのに、いちいちソフトを通さないといけないという難点があります。(最新のモデルでは、PCソフトをかえさずに聴くことができるようです)
そこで、せっかく1台余っていたので、再生専用としてミキサーに繋げております。
欲しい機材もたくさんある
以上の機材は、2017年に揃えたものでした。
去年はずっと興味があったDJ機材を一生懸命集めた一年でした。
その結果、最低限のものは揃いましたが、欲しいものはまだまだあります。
(人間の欲は底しれません)
現在は、とてもじゃないけど資金的な余裕はないですが、この物欲をおさえるための当ブログでもあるため、紹介しておきます。
DVS対応のDJミキサー
現在使っているミキサーは、DVSシステムが生まれる前のVestaxのPMC-05PRO3という製品です。
このミキサーは最高に気に入っていますが、2018年現在のDJミキサーのトレンドは、DVSシステムが内蔵された製品たち。簡単にいうと、ミキサー自体にUSBがさせてPCと繋がり、Scratch Liveのようなインターフェイス機材を必要としません。
おまけに、ミキサー自体にDVSソフトをコントロールできるボタンが備わっており、より快適にDJプレイが出来るようになっています。
また、DVS用のヴァイナルと、通常の音楽レコードを即座に切り替えられるスイッチも搭載されているため、さらにDJブースが洗礼されていくことになります。
20万を超える高級機材ですが、Serato社のDVSソフトを最高に快適にしてくれそうなボタン、ツマミが用意されています。単純に憧れです。
現環境機材をより快適にするコントローラー
20万もする機材は無理でも、現環境のまま、DVSソフトを快適にしてくれる”ちょい足し機材”があります。
それがDVS用のMIDIコントローラーです↓
先程挙げた最新ミキサーのDVSコントロールの部分だけ独立させた機材。現在の環境でもかなりのパワーアップが図れます。
まとめ
長々書いてしまいましたが、とにかく、押入れの使い方を今一度、見直してみては如何でしょうか?是非とも素敵な押入れライフをお過ごしください♪
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