もともとはradioDTMの公式ブログでCDレビューの企画があったんですが、
他のスタッフがなかなか書いてくれないので、こちらでひっそりと更新します。
まぁいろいろと聴かせてもらった中で、紹介したいものと出会ったら書こうかなって感じです。どうぞよろしく。
DAOKO「DAOKO」
女子高生ラッパー“DAOKO”(ダオコと読む)のメジャー1stアルバム。
もともとはm-floの楽曲にフィーチャリングされていたアーティストで、それで知ったんですが、アルバムがとてつもなく良かったんで紹介します。
声質は不思議ちゃん系ウィスパーヴォイス。
例えて言うなら「やくしまるえつこ」タイプ。
でもやくしまるさんよりも単語が聞き取りやすい。
流石ラッパーというカテゴリーに入るだけある。
彼女の魅力というか、このアルバムの魅力になってしまうのですが、
何よりも音がいいです。
「音がいい」って一言でいってもピンと来ないと思うのですが、
わかりやすく書くと、鳴っているトラックの一音一音が丁寧に作りこまれています。
これはブログ主としては非常に重要なポイントで、いくら曲が良くても、音の作りこみがあまいと興冷めしてしまいます。別の言い方すれば「ナメられ」やすくなってしまいます。
それに引き換え、このアルバムは、そのへんのサウンドメイクがよく出来ている。それだけで曲が何割も増して良く聴こえてきます。
こういうのってプロデューサーやディレクターによって左右されてしまうので、
そういう意味で、DAOKOさんは「大人に愛されている」という印象ですね。
今後が超楽しみです。
アルバム全体を通していい感じですが、冒頭の1曲目、2曲目の並びが最高。
両方、MVがあがっているので、貼っておきますね。
超良くない?
「水星」はtofubeatsさんの曲のカバー。というかリメイクになります。
歌詞とか全然違うし。
元のtofubeatsの「水星」も好きなんですが、DAOKOの水星を聴いちゃうとちょっとオリジナルは聴けなくなってしまいますね。
なんて言ってもDAOKOの水星の歌詞は、TOWA TEIが書いてます。
はい、納得。
先生、流石すぎっす。(tofubeatsやオノマトペ大臣が可哀そう)
この2曲をMVに選べるのが、製作陣からイチオシされている証だと思います。
(まぁMVの内容はそんなに好きじゃないんですが。。。)
今後の作品はどうなるかわからないけど、
とりあえず1stの「DAOKO」は2015年のベストディスクに早くもエントリーされそうです。あ、個人的なね。
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