今回とりあげる【物欲】は、カメラです。
以前も書いたミラーレス一眼レフカメラについて、世の中動きがあったので、
カネコなりに動向を冷静に追いたいと思います。
:はじめに
以前も取り上げたのが、現在カネコがDTMでも使用しているメインカメラ、
SonyのNEX-7であります。
この度、ついに後継機種が3月に発売されます。
それがこの、α6000です。
いや〜、正直な感想、これには困りました。
理由はたくさんあるのですが、これはカネコがもっているNEX-7だけの後継機種ではないんです。
NEX-7のもうひとつランクの下の「NEX-6」という機種もあるのですが、
今回発売される「α6000」は、NEX-7とNEX-6の2つのモデルの後継機としての位置づけなんです。
そして、どちらかというとNEX-6寄りのカメラだと思っております。
:NEX-7の魅力
ここで、NEX-7とNEX-6の違いについて書かせていただきます。
NEX-7の最大の魅力は、マニュアルモード時に発揮される「Tri-Dial Navi」という
3つのダイアルです。
普通のデジカメって、撮影モードを「しぼり優先」「シャッタースピード優先」みたいに
選択して、それに最もダイレクト付随する調整を、ひとつのダイアルで上げ下げするんですが、
でも、それだと、カネコは写真が上手に撮れないんですよ。
(単純に技術とセンスがないんです。ごめんなさい)
カメラのダイアル調整って簡単にいうと3つのカテゴリーがあるんです。
「シャッタースピード」「しぼり」「ISO感度」の3つです。
(あとは、レンズやフィルターの交換などがありますが、今回は無視します)
フィルム時代はこの3つの調整をすべて自分でやっていたんですね。
*ISOはフィルム交換が必要なので、大変だった*
僕はギリギリ、フィルムカメラを通っている世代なので、
デジタルカメラでは、
それぞれの微調整がその場でダイレクトに変えられないもどかしさに苦戦しました。
でも、おかげでカメラで写真を撮るって、こういう構造なんだってことは学べました。
そんなカネコには、SonyのNEX-7の登場はまさに革命でした。
先に書いた「Tri-Dial Navi」という3つのダイアルは、マニュアルモードにしたとき、
「しぼり」「シャッタースピード」「ISO感度」がそれぞれ3つのダイアルに割り振られ、
それをファイダーを覗きながら、ダイレクトに調整できるという、画期的な商品だったのです。
しかも、EVF(電子ビューファイダー)を覗き込むことによって、
その場のダイアル調整が、ファイダー内の画像にそのまま反映されるという
アナログフィルムカメラでも出来なかった領域もこじ開けてしまいました。
・・・これは本当に革命的なカメラだったんですよ。
変わってNEX-6は、NEX-7の少しややこしい部分、最新じゃない部分(Wi-Fiがないなど)を
うまく調整して、より扱いやすくした商品でした。
ただ、カネコにとっては、「Tri-Dial Navi」がないというのは選択肢としてあり得ないなというのが
正直な感想でした。
▼NEX-7の魅力が伝わる商品紹介動画
:α6000はNEX-7の後継機種と言えるのか?
では、前置きが長くなりましたが、今回の後継機種(?)であるα6000です。
商品サイトをみると分かりますが、「Tri-Dial Navi」はなくなってます。
その代わり、撮影モード選択は、すぐにかえられる位置に設置されていて、
ファイダーごしに、撮影モードを選択して、ダイアルで微調整できる仕様にはなっているみたいです。
・・・いやいや、それだとちょっと違うんですよSonyさん(涙)。
でもおそらくめちゃくちゃいいカメラはあることは間違いないと思います。
「α」が商品名についているのは、本気の証拠ですからね。
あと、売りとしては、オートフォーカスが超高速っぽいです。
もともとNEX時代から、オートフォーカスが早くなるアップデートなんかもあったので、
Sonyとしては自信があるんだと思います。ここは期待していいですね。
あとは、Wi-Fi転送機能に加えて、NFCという近距離無線通信技術のシステムが導入されています。
SNS時代には、こういった機能は本当に重宝しそうですね。
ただ、やっぱりカネコとしては、NEX-7も古い機種にはなってしまったけど、
他のデジカメでは真似できない最高の個性をもったカメラであるというのは、
後継機種が出て、より不動のものとなったというのが率直な感想です。
:今“買い”なSonyの一眼カメラは何か?
そこで、カネコが推したいのが、3月のα6000の発売以降に、NEX-7を購入するということ。
・・・だって絶対安くなるでしょ?そしたら買いでしょ??
オートフォーカスのスピードも後継機種は凄いんだろうけど、
ぶっちゃけ今のNEX-7でも不満はないし、
Wi-Fi機能なんかは、Wi-Fi機能がついているSDカードなんかも売っているから、
それで同じこと出来ちゃうと思うんですよね。
あとは、画質だと思いますが、それを本当に重視するなら、
「がんばってフルサイズ買えよ」って思います。
ただ、一点。NEX-7は好感度撮影に弱いです。
ISO感度上げると結構画像が荒れます。
これは、最新機種にはどうやっても勝てないので、物欲センサーは反応しております。
まぁ、最新のカメラがいい!って人はα6000選んでもいいし、
マニュアル操作の気持ちよさを追求したいひとは、NEX-7も買っても
全然胸はれるよっていいたいカネコでした。
*ちなみに今現在(2014/2/21)のNEX-7のレンズキットの価格は、
α6000より高いという謎の現象が起こっております。
おそらく、引き継がれなかったNEX-7の機能にたいして再評価があったのでは?と
勝手ながら思っております。
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