【ブログ途中下車の話】第十一回:フジロック

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フジロックに行ったことがある人は分かると思うが、
あそこは本当に楽園の様な場所で、行くまでの遠さや辛さ、雨のダルさも、
どこかでフジロックだからしょうがない、フジロックならではだな、と変換できる。

そう思っていた。

年齢というものはそういう夢の様な感覚を少しずつ削いでいくのだと痛感した。

大人というのがどんなものか多くは知らんけど、このフジロックで大人を感じた。
僕は今回フジロック9回目にして初めて全日程参戦しなかった。
土曜日丸一日と日曜日の昼過ぎから最後まで、という限定されたもので、更にはキャンプもしなかった。

やはりキャンプをして、朝の日照りの強さでテントが灼熱になり早起きせざるを得ないのがフジロック。
テントを畳むタイミングで雨が降ってきてワーワー焦るのがフジロック。
そう思っていたけれど、キャンプもしなければ、苗場に泊まる事もないという体験に大人を感じてしまった。

結局の所、辛いと思ったらやらない、疲れたら休む、食べたいと思ったものを食べる、ということができてしまう年齢。
それがフジロックという場所に行っても発揮してしまう倦怠感。
これが非常に悲しくも思えたわけだ。

フジロックに行けばすべてを忘れて楽しみまくる。飲みまくって踊りまくる。
朝から深夜まで音楽に浸り続ける。
それが何か出来なかった自分が悲しい。

辛い、と嘆きながら朝起きるフジロックを忘れてしまったのではないか。

来年は3日間参戦を前提にしたい。

ただ楽しんでいたのではなく、楽しい中につらいことや厳しい事を見つけるのがフジロックだったのだ。
そう気付いた今年でした。

ベストアクトは

Arcade Fire

です。

 

【パーソナリティー 社長】

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