radioDTMリスナーの皆さん、お疲れ様です。
コヤマリョウです。
今週も相変わらず多感な日々を過ごしています。
大きなトピックとしましては、アイドルのイベントの為に新潟へ日帰り旅行をした事、コンビニでヤングジャンプを立ち読みしていたら感極まって泣いてしまった事。
相変わらず大半の人からすれば馬鹿にされたり笑われたりするような事ばかりしている。
まったくやんなっちゃうよ。
それでも、馬鹿みたいな事がやめられないんだから。
そういう訳で今回からは自己肯定の意味を込めて、
「男の馬鹿らしさ」をテーマに題材を選んでいきたいと思います。
人から馬鹿にされない方法を考えるよりも、馬鹿みたいな事を楽しんでやった方が、
ずっと素敵で賢い事を伝えられればと思います。
このコラムでは私コヤマリョウが好きなモノを、文化人気取りでジャンルに拘らず節操無く紹介していきます。
あくまでも個人的な視点で対象に対して思った事・考えた事を書いていこうと思います。
このコラムで興味を持ってもらえたり、飲み会のネタの一つになってもらえれば光栄です。
テーマは「曝せ、SKY(サブカルクソ野郎)」です。
今回はコチラの映画を紹介します。
「テッド」(監督 セス・マクファーレン)
今年の一月に日本で公開され、少なくともDTMチーム内では一大ムーブメントを巻き起こした、最高にイカしたコメディー映画。
内気な少年にクリスマスの奇跡が起きて、大好きなクマのぬいぐるみに命が芽生える。
それから三十年近くの時が経ち、内気だった少年ジョンもクマのテッドも普通に成長して普通に大人になった。
生きていくのに色んな事が変わっていったが、二人が友達でいる事だけは変わらなかった。
素敵なファンタジーは幼少期で終わり、どうしようもない毎日を送る二人の男の物語です。
ざっくりとこの作品の魅力を書くならば、なんと言ってもテッドの可愛らしさだ。
モコモコのぬいぐるみのクマが下衆いジョークを吐きまくる。
愛らしい姿でエグい下ネタを言う様が凄く笑える。
そして重要なのが、テッドがぬいぐるみではなく普通の人間の姿をしていたら、この映画は悪友同士の悪ふざけの毎日からの脱出を試みるだけの話になってしまうトコロだ。
ジョンは将来の事もまともに考えず、恋人からは少しは真面目に生きるよう説教ばかりされている。
勿論、恋人の事は好きだし大事にしたいと考えている。
それでも、結局はテッドと酒を飲んで下ネタを言い合っている時に楽しさと喜びを感じてしまう。
私はその部分にこの映画の魅力を感じてしまった。
仕事も恋人も生きて行くのに重要だとはしっかり理解しているし、力を注ぎたいと思っている。
それでも楽しい事はやめられない。
友達と意味も無いような事をして時間を共有するのは凄く楽しい。
男はずっとそんな事をしていたいという願望があるはずだ。
少なくとも私はそうだ。
映画のラスト、
馬鹿な事を選び続けたジョンとテッドはとても活き活きいている。その姿に魅力を感じてくれた女性と結ばれる。
真面目ぶってる奴にはそれなりの将来しかこない。
これは男のどうしようもない願望が叶う、真面目にふざける人の為のハッピーエンドで幕を閉じる映画です。
別に毎日遊んでいたい訳じゃない。
仕事がしたくない訳じゃない。
毎日楽しく過ごしたいだけなんだ。
全部が上手くいくわけじゃないけど、その為に頑張っている。
少なくとも私の周りにはそんな人間ばかりだし、
自分もそうでありたいと思っている。
【コヤマリョウ】