Podcast

Podcast #116/【インタビュー】笹口騒音ハーモニカ

どうもー。
獰猛ー。
社長です。

今日はクソ涼しかったですね!
半袖だと肌寒いくらいで、嬉しい気候でした。
何だか昨日の雨がもたらしてくれた涼しさのようですね。嬉しい。
でも。
昨日の雨は本当にすごくて、フリードミューンも中止になってしまったみたいですね。
別に僕は一度ライブハウスでのイベントをやった事あるくらいだから、あんなに大規模なフェスが、
どの程度の準備と苦労と情熱によって作り上げられているか、想像できない。
長い年月温められてきたであろうあのイベントが、たまたま降ってしまった雨によって中止になる。
僕がもし主催者だったら(というのも何か失礼かもしれないけど)、立ち直れないかもしれない。
関係者でもなければ、参加予定もなかった僕だけど、すごく悲しくて、すごく落ち込んだ。
でも、今年の3月、全国各地では同じ様なことがきっと何件も起こっていて、大変だったと思う。
人が何人も亡くなって、それどころではないという意見もすごく分かるけど、
やはりこうして何らかの形で音楽に関わっていると、こういった形での損失は無視できない。
しかし東北のライブハウスやイベントも、少しずつ活気を取り戻そうと、尽力している。
きっとドミューンの人たちも、いつかまた更に大きなイベントでリベンジをしてくれると思うし、
そうやってまた再開催できるであろう支持と熱意を得ていると、今回の中止に対する反応を見ていて感じた。
しかし宇川さんがフリーでイベント開催をするにあたって、「お金をとっても良いのでは?」
という問いに対して、「2万人が集まって一人1000円寄付してくれれば2000万円、
これすごいじゃん」というような返答をしていたのを見ていたから、中止がよりショックだった。
しかしこういう精神を持った人たちが表舞台に立って、引っ張ってくれている事が誇らしいし、
必ずや再度開催をして成功させると、個人的に勝手ながら願っている。

出から真面目でしたが。
コチラいきましょう!
僕が一週間で起こったこと、感じたことを一言でまとめて表現
“社長の今週のひとこと”

今週のひと言はコチラ
「怪我」

僕の母がチャリンコで走っていたところ、前からトラックが来たので避けたら、
フェンスにぶつかって小指を骨折しました。
そして母は現在小田原へ旅行中です。
療養しろよ。母。
そして時を同じくして、蕎麦屋でバイト中に、フライヤーに水分を多分に含んだ物をこぼしてしまい、
跳ねた油で腕を豪快に火傷しました。
きっと僕の家族には今年、身体に災いの相が出ているに違いない。

んで、怪我とはあんまり関係ないんですが、いまロンドンで暴動が起きてますね。
ニュースで何度もやっているので皆さんもご存知かと思いますが。
実はこの暴動の一端で、大手レコード流通会社が抱えているロンドン最大の倉庫が焼失しました。
そこには名だたるレーベルから小規模のインディーレーベルまで、様々なレーベルのもつ在庫がストックされていました。
CDからレコードまで数えきれないほどの商品がそこにはあったらしく、イギリスの音楽業界は、
大きな損害を受けたみたいです。
そして、何より、金銭面でもギリギリでやっている小規模レーベルに関しては、
その在庫の損害により、レーベルの存続まで危ぶまれているところもあるみたいです。
僕らが震災で多くの物を失った時、イギリスからも音楽を通じた支援を多数受けましたよね。
もちろん音楽に限った事ではないですが、コンピレーションや寄付などで力をもらいました。
だからこういうことが起こった時、自分たちに何が出来るか考えるのも大事かなと思うんです。
イギリスのインディペンデント音楽協会は、とにかくイギリスのダウンロード配信サイトで、
アーティストのCDを買ってくれる事が、何よりの救済になると言っていました。
きっと近いうちにまとめサイトやらが出来てくるはずだと思うので、皆さんも是非、
この機会にダウンロードという形でも、音楽を通じて救済をしてみてはと思います。
僕もどうすれば良いのかを調べて、なにか行動を起こそうと思っています。

そんな真面目なオープニングトークでした。

さぁ!
今日来てくれたゲストを紹介しましょう!

笹口騒音ハーモニカ!!

 

笹口騒音ハーモニカ
シンガーソングライター。
1984年2月29日、生まれてこのかた活動中。
¥anagawarecords社長。太平洋不知火楽団、笹口騒音ハーモニカ、うみのて等々でライブハウスから路上まではばひろーく活動中。三鷹おんがくのじかんでは隔月でワンマンも開催。
こうみえて活動歴27年の大御所で、現在までに15~20曲入りのアルバムを6枚発表。

遂に登場。
太平洋不知火楽団では3度の出演をしてもらっている笹口さん。
様々な理由でこれまでソロではお呼びしていなかったが、遂に笹口騒音ハーモニカ名義で初登場!
なんとこの度9月5日にリリースされる「おんがくのじかん(7th)/うるう年に生まれて(ベスト)」の、
傑作2枚組両A面アルバムを引っさげて、宇宙発オンエアーを敢行!!弾き語りもしてもらってます!
そんな豪華な内容の今回。
やはり焦点を当てるのは他の誰でもない笹口騒音ハーモニカでしかない。
しかし笹口さんというのは、本当に僕もまだ掴めていない、不思議な感覚を持った人物。
会った事ある人はすぐに思うはずである。「この人は”普通”ではない」と。
でも、ぼくは結構普通だと思ったりもしている。それは何度も話しているからこそ感じられた事。
笹口さんの人間らしさが溢れている部分が見える瞬間が大好きで、それはむしろ誰よりも普通な瞬間。
まぁ何をもって普通とするかってところに話が長くなってしまいそうだけど、、、。
んー、なんだろな。難しいけど、すごく人間味に溢れていて、真っ当な思考回路を持っているとき。
そういう人だからこそ僕が一番思うのは、
この人を「天才」の二文字で片付けてはいけないという事。
皆が口を揃えてあの人は天才だと言う。僕も今まで何度も言ってきたと思う。
天才ってのは褒め言葉としてはすごく綺麗に見えるけど、実はすごく都合の良い言葉で軽率でもある。
何が良いのか、何をもってして魅力的であるのか。それが言えない時や、思いつかない時、
人は天才とか最高とかいう言葉を見繕って、その感動を表現する。
先程書いたように、正直僕も何度もやっているし使っている。その度に僕はすごく恥ずかしい気持ちになる。
それは自分がその理由を説明できないからだと思っているからで、
そんな安っぽい言葉では、作品の良さなんて絶対に伝わらないだろうと思っているからである。
これは極私的な考えで、自分自身に対して思う事なので、
他の誰かが使っていたから、その人の事を軽率だなって思う事はないです笑。使う時と場所と気持ちの問題。
しかしだ。
そうやって言葉に対しての嫌悪感や、浅はかな解釈をする事への自責を充分に考えた上で、
改めて笹口騒音ハーモニカは天才だと思う。
それでも天才で片付けられないからこそ、今回ラジオに来てもらって話を聞いた。
でも、僕が結論として出せた事は一つしかなくて、彼に関しては、彼の音楽を聴く事、
それが一番の理解に繋がると思ってしまった。
ラジオパーソナリティーとしては良くない事かもしれないけど、
今日の生演奏、特にSAYONARA BABY BLUEを見ていて、僕が今まで見てきたどの弾き語りよりも、
胸にグサッと刺さってしまって、どうしようもなくなってしまったのだ。
それくらいすごい演奏だった。笹口さんが間近で演奏していた事もあってそう思ったのかもしれない。
でも、きっとラジオでも伝わるはずだと思う。それくらいすごい演奏。
あの曲を歌っているときの笹口さんは、僕の中で一番人間味を感じる瞬間でもあった。
この人は凡人だ。この人は感受性溢れた凡人だ。でも凡人は時として天才以上に輝く。
そう思えた瞬間、笹口さんを天才で片付けるのが嫌で仕方なくなってしまった。
今日の放送はこれに尽きる。
是非とも新曲の初オンエアーとともに、生演奏を堪能してほしいと思う。

◉笹口騒音ハーモニカ

【LIVE告知】

2011/08/29(月)渋谷LUSH
Beat Happening!× 笹口騒音ハーモニカ
7th ALBUM『おんがくのじかん』&BEST ALBUM『うるう年にうまれて』夏のリリースパーティー!

OPEN 18:30 / START 19:00
●ADV 2000 / DOOR 2300 (+1D)
出演
笹口騒音ハーモニカ / 雨先案内人 / 日本松ひとみ

2011/09/07(日)三鷹おんがくのじかん
笹口騒音ハーモニカ「ジブリーレコ発!」

昼間は笹口騒音ハーモニカとのジブリの森美術館ツアー
夜はおんがくのじかんでレコ発ライブという異色ライブ!
その他詳細は未定

というわけで、笹口さん、今後とも宜しくです!!
めちゃめちゃ楽しかったです。これからも名曲を期待しております。

<パーソナリティー社長>

radioDTMインフォメーション

ABOUT ME
radiodtm
ミュージック インタビュー メディア radioDTM