【43軒目】煮干鰮らーめん 圓(八王子)

ヨーメーン!
社長だぜマイブラザ。

みんなインセプション見たかい?
あれはやばいぜ。
やっぱクリストファー・ノーランって奴は天才だな。
細かいルールへの気配りと、その見せ方バラし方が上手すぎる。
いやぁとにかく映画館で今すぐ見るべきですのでお早めに。

さて本題。
今日お薦めするラーメン。これは名作でした。
煮干鰮らーめん 圓(八王子)

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八王子を代表する名店に行ってきました。
町田にかつて存在した名店「勇次」の店主が開いたお店。
八王子駅から少し歩いた路地にポツンとたたずむ店。
行ったのは土曜の1時半くらいだったけど並びは一人だけ。
たまたま運良く穴の時間だったみたいで、すぐに後ろに5、6人並び始めた。
店内のクーラーが壊れていてかなり暑かった。暑そうにしてると店主が「すいません壊れちゃってて」と声をかけてくれた。
そんなとんでもないです。照準はらーめんに合ってますから。気にならないですから。から。から。
店主は見るからにこだわりを持っていそうな佇まい。厨房が広めにとってあるが、動きを見ていても無駄のない納得の仕事ぶり。
これだけオープンキッチンで丸見えでも、丁寧に作っているんだなと感心させられるばかりであら探しも出来ない。
そして肝心のラーメン。
メニューは「煮干しらーめん」「昔ながらのらーめん」と、ライス・大盛りのみ。
今回僕が食べたのは「煮干しらーめん」。

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一緒に行った兄者は2度目の訪問だったので「昔ながらのらーめん」をチョイス。
まず見た目からして非常にきれいですね。洗練されている感が見て取れます。
そしてスープを一口。
これは…旨い…。驚いた。
決して煮干しがガツンとくる感じの香りではないけど、弱いわけではなく、どこまでも洗練された透き通るような香り。
いわゆる優しい味というやつで、煮干しの少し甘みがある部分も感じられる。最上級の煮干しスープです。
ずーっと飲んでいられそうな、程よい塩梅のスープ。完成度が異常に高いです。
そして麺。
これは…旨い…。驚きや。
兄者は「奇跡の麺」と言ってましたが、その名の通りといった旨さ。
平打ちの中細麺。
舌触りの良さ、コシ、小麦の香り、これらの要素が非常に高いレベルで共存しています。
非常に伸びやすいみたいですが、まぁこの旨さなら賞味期限の早さもしょうがない。両手を上げて全力で許します。
そして具はチャーシュー/味玉/メンマ/ネギ。
これが…どれも旨い…。
全て完成度高すぎる。
チャーシューは香りがよく、何かで燻られたような感じかな。肉質は肉々しくも程よく油がのっていて、食べ応えのある好きなタイプですね。
味玉も程よい味付けと茹で具合。
メンマは歯切れがよく食感でも味でも楽しめる太いタイプ。

これだけ完成度の高いラーメンは「伊藤」以来です。
伊藤はスープ/麺の質、そしてその二つの量までもが奇跡的なバランスを醸し出していて、具が無いことへの納得が自分の中で革命的でした。
今回の圓は、具を乗せた上で、伊藤にも近い最高のバランス感覚のあるラーメンだった。
全てにおいて細かい配慮がなされ、気を使っていることがひしひしと伝わってくる、そんなラーメン。
他の店がコストの問題などで、どこかで諦めてしまうような要素を全てクリアしたような完成度。
んー、、圧巻ですね。
伊藤は「伊藤」としてのオリジナルを表現しているのに対して、圓は「らーめん」という食べ物の頂点へ上っていくような気概を感じた。
あー、、良いならーめんって。
ちょっと感想が抽象的だけど、本当に感動してしまって、あまり味の説明が出来ないです。
とにかく食べてみてほしい。
味わって、そして語り合いたい。
ラブ。社長でした。



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