【62軒目】コラムというかクレーム

ヨーマイ麺。
舞い麺。
舞い上がる麺。
社長DA。

いやぁ~、年末メール企画いかがでしたか??
僕らの不安とは裏腹に、なかなか好評をいただきまして、
本当にありがとうございます。やって良かった!
でも、別に年末だけメール募集してるわけじゃないのよん。
メールは常に募集してます。
この企画の裏目的を述べますと、
これを機に「メールをする」という一歩を踏み出してほしい!
ということもあるのです。
どうでしょうか?自分の送ったメールがラジオで読まれるというのは、ラジオというメディアの幅を一歩広げることだと思いません?
相互メディアとしてのラジオを少しだけでも体感してほしい!
そういうわけです。
さて、そろそろ本題。
今年最後のラーメン・レ・ビュー。
色々とラーメンを食べて、大賞もやって、体も危険信号を点し、
まぁそんな状態で続けてきたラーメンレビューの今年最後の更新。
今年のラーメンの総括をしようと思っていた。
しかし、
そんなわけにはいかない。
なぜなら、あるシチュエーションにラーメン屋で遭遇してしまい、
ものすごくショックを受けたので、それを言っておかなければいけないな、と思ったわけです。

先に言っておくと、真面目だし、長いです。
ていうか見る必要あんまりないかもしれない。
でも見てほしい。
中野。
僕らはレコーディングを終え、打ち合わせを終え、空腹状態であるラーメン屋へ入った。
名前は言えません。
なぜなら今からdisるから。
完璧にdisるから。

魚介のスープをメインとしたラーメン屋で、以前は別の場所にあったラーメン屋。
その時から僕は好きでよく通っていた。
そしてそのお店が中野にできた事を知り、行ってみたわけです。
(これを書いてしまうと、ラーメン好きの方は結構どこのお店か分かってしまうかもしれませんね。)
んで、一緒にいたカネコはメインメニューである醤油ラーメン+チャーシューご飯を注文。
僕は以前の店にはなかった味噌ラーメン+味玉+チャーシューご飯を注文。
ここまでは問題ない。
そして10分ほどたった頃である。
カネコの醤油ラーメンが到着した。
見た目はすごく綺麗だ。洗練されている感がある。
まぁ麺がのびてしまうので先に食ってくれと言い、カネコは食べ始めた。
「麺が柔らかい」
その一言を残しカネコは食べ続けた。
僕はそんなはずはないと思った。いや、カネコどんだけ固麺好きやねん、と思った。
なぜなら以前のお店に行った時はすごく美味しい麺だと感じていたからだ。
まぁ良いやと思い、自分のラーメンを待つ。
するとカネコのラーメン到着の3分後くらいに、チャーシュー丼×2が到着。
お、チャーシュー丼から出てくるのね、と思いながらも一口二口食べ始める。
なかなか旨い。肉厚のチャーシューはプリッとした食感で、食べごたえもある。
さて、ラーメンはそろそろかな。
カネコは既に1/3を食べ終えているくらいだ。
「ちょっと遅いな」と感じ始めた。
そして茹で場担当の人間はせっせと湯切りをしている。
あ、あれが俺のラーメンだ。もう到着だ。腹減った。
と思っている僕。トッピングも終わり、別の人間が運んでいく。
俺の隣の席に。
ん?
同じものを頼んでいるのは分かるけど、俺の方が先に頼んだよなぁ。
まぁ、いい。なんか3杯くらい同時に作ってるみたいだし、席も一番奥だし、あと2杯のどちらかが僕のラーメンだろう。
そう思って待っていると、トッピング中に券売機のお釣りがなくなったっぽい。
事件や!
そう確信した。
しかしとりあえず作り途中のラーメンを提供してから対応するべきだよね。うん。
っておい!
お前どこ行くんや!
お前そっち行ったら誰がラーメン作んねん!
おーい!
その対応には1~2分ほどかかっていた。
その間ラーメンは放置だ。
そして対応を終え、ラーメンをまた提供し始めた。
俺の隣の隣の席に。
ふぁく。
どういうことだ。正直理解に苦しんだ。
隣のカネコは半分以上を食べきっている。
僕もチャーシュー丼をほぼすべて食べきろうとしていた。
イライラしてきた。
明らかに遅いし、同じメニューなのに、何故あとから来た人間が先に食べているんだ。
ちょっと笑ってしまった。

そしてその不手際の3分ほど後、僕の前にラーメンが運ばれてきた。
「こちら味噌ラーメンです」
この店では「味噌ラーメン」=「申し訳ありません」なのか。
そうか、これはきっと謝罪の言葉に違いない。
そうグッとこらえて、ラーメンを受け取る。

味玉が乗っていない。

もはやギャグ。
すぐさま店員の一人が「あ、味玉でしたよね?」と言い、別皿で味玉を持ってきた。
この店では「味玉でしたよね?」=「遅れてすいません」だったみたいだ。

最悪だ。でもしょうがない。ここでキレたら負けだ。ダメだ。

キレちゃダメだキレちゃダメだキレちゃダメだ。。

とりあえずスープを一口啜…る…
そのとき、カネコがこう言った。

「ごちそうさま」

食いオワタ。
こいつ完全に食い終わった。。。
おそらくカネコの麺柔らかめの醤油ラーメンが到着してから、15分ほど経った頃だろう。
さすがに食い終わるよね。

僕も急いで食べて「ごちそうさま」を残し、店を出た。
これが一連の事件です。
皆さんどう思いますか?
何がいけなかったんでしょうか?

正直全部です。
「もし間違っている箇所に赤線を引きなさい」
という試験問題だとしたら、紙面は真っ赤です。

でもね、別に良いんですよ。
ラーメンが遅れて到着しようが何しようが。
それはミスです。でもミスは誰にでもある事。全然かまわない。
僕はそこにはまったく怒っていません。
何事もなく終わっていたのですよ。

「申し訳ありません」

の一言さえあれば。

ラーメン屋は食事をする場所です。
料理が遅れない事はすごく大事です。メシしか食わねえんだから。
でも、それ以前に飲食店です。
飲食店はサービス業です。
それを分かってほしい。
お客様に対し、不手際を犯してしまったら、謝罪しなければいけないはずです。
それは店のルールとかそういうのを飛び越えて、サービス業としてのルールです。
人間としての掟です。
それが出来ないとなると、ラーメン屋どころか社会で生きていけません。

すごくもったいないと思った。
美味しいラーメンだったかもしれない。
素敵な店内だったかもしれない。
しっかりとしたサービスさえ出来ていれば。

それが出来ていないから、すべてがダメに覚えてきた。
麺が柔らかい。
チャーシュー丼が若干辛い。
BGMがうるさい。
店員がチャラい。
スープの出汁が薄い。
椅子が高い。
カネコが早い。

挙げればキリがない。

もう一生行かないよ。申し訳ないけど。

店主の方、よく考えてください。
仮にそのときいた店員がよくわからんバイトだったとしても、すべての責任はアナタにあります。
バイトが教育出来ていないという事は、ラーメンの作り方だってすべて伝わりきれてない可能性だってありますよ。
ってことは毎日毎時間毎杯、アナタの信じた美味しいラーメンが出ていない可能性があるんですよ。
長年修行をして培ってきたはずの大事な大事な味が壊されている可能性があるんです。
それに耐えられますかアナタは?
耐えられないはずです。かつては美味しいラーメンを出していたんだから。

だから、こういうことがないようにしてほしい。

ただ、味玉はすげえ旨かった。
というわけで今年のラーメン・レ・ビューはこれで終わりです。

来年も宜しくお願いします!!!!!



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