【63軒目】ねじ式（幡ヶ谷）

あけましてお麺でとうございます。
社長だぜ麺。
マイ麺。

ついに2011年も始まり、ラジオとしてもまさかの元旦が土曜日と言うことで、
まぁ良い年になりそうなスタートが切れたと思います。

このラーメンレビューも今年１年またラーメンを食べまくり、
ラーメンの旨い不味いではなく、ラーメンへの愛情をここに吐露しまくりたいと思っております。
去年の最後の記事では、クレームのようなことを書いてしまいましたが、アレも愛です。
あの文章から愛を感じることが出来なかったら、本当に申し訳ない。
でも、あれは好きだからこそ書けるのです。
ラーメンが旨い不味いではなく、ラーメンとそれを作るラーメン屋さんの在り方を提唱していきたいのです。
それによって日本のラーメン文化がより良いものになってほしいだけのことなのです。
そんなアツいラーメンレビューを宜しく。

ちなみに最初の一言二言で必ず「ヨー麺」とかいれるのは、
当初のコンセプトが、ヒップホッパーのMCナチクによるヒップホップ風のラーメン紹介だったからです。
しかし本編のレビュー文では見る影もありません。
なので、最初だけああしてMCナチクの存在を忘れ去らないようにしているだけです。
そこんとこよろしく。
よし！じゃあ本題！
今年一発目のラーメン屋だね。
どうしようか迷ったけど、まぁ最近食べた店に落ち着きます。

ねじ式 （幡ヶ谷）

去年の９月にオープンしたお店。
この場所には何度かラーメン屋がオープンしては潰れているような気がする。
そりゃそうだ。勇気のいる土地ですよねここは。
なんせすぐそばにあの不如帰があるんですから。
あそこと戦う勇気はなかなか凄いし、それだけでも讃えたい。
色々考えるだろうなぁ店主の人も。
すごい単純に考えると、向こうがアッサリだからコッテリなら対抗出来るかもとか。
そういう苦労とか不安を考えただけでも大変そうだ。
とまぁ、そんな話はこれくらいにしといて、ラーメンへ。
ココはらーめん／つけめん／まぜそば３本柱みたいですね。
とりあえず初めてなので、ラーメンをチョイスです。
これがラーメン。

んー、なかなか旨そうでしょ。
盛りつけも綺麗ですし、丼も洒落ていて、なかなか見た目はグッド。
しかし決して洒落ているわけではないガッツリ感が溢れ出てますね。
そしてトッピングが結構独特かもしれないです。
チャーシューは鶏だし、更にそぼろも付いている。さらに上には青海苔。
２種類の肉を使用するのは良いですね。肉として食べる部分と、あくまで「一緒」に食べるものが差別化できる。なんてどうでも良いことかもしれませんが。
モヤシは普通ですね。
さて、スープから。
悪くない。結構旨いです。
鶏がベースのスープですね。鶏白湯と言って良いでしょう。
乳化してますが、スープとしてはそこまでマッタリという感じでもない。
脂が結構入っているので、コッテリな食べ応えがありますし、多少重たい感じもありますが。
しかし雑な味ではない。丁寧。それが大事。
ただ、デフォルトでニンニクが入っていますね。
んー、ちょっと大雑把な味になってしまう感があるので、個人的にはニンニクではなく他に何かなかったのかなぁと考えてしまう。
二郎インスパイアに位置づけられてしまう所以の一つかも。
そして続いて麺。
極太です。こんな感じ。

つけ麺としては結構ありますが、ラーメンとしてはあんまり見ないくらい極太。
二郎インスパイアと言われてしまう所以はココにもあるのですね。
たしかにこの太さの麺は二郎くらいしか見ないと言っても過言ではない。
しかし旨いですよ。ちょっと太すぎるけど。
ゴワゴワ麺。モチモチ系の噛み応えと、つるつるとした舌触り。
こういうコッテリしたラーメンには合う麺。

総評としては、意外と丁寧な作り方をしているラーメンだなと思いました。
確かに具にモヤシとニンニクが乗っていて、コッテリしたスープに極太麺。
二郎インスパイアと言われてもしょうがないとは思いますが、そことは違う路線かなと思います。
鶏白湯ラーメンのニューウェーブとして扱いたいなと。
ただ、やはりニンニクなどにスープが少し負けてしまう気がする。
できればもう少しスープで勝負できるくらいの味が欲しいと言う気もします。
麺のインパクトや、具材の工夫がある分、そこが加われば必ず再訪するでしょう。
なにやらガーリックバターなどのトッピングがあったので、もしかしたら店主的には俄然ジャンクな方向に持っていきたいのかもしれないけど。
まぁ今後どうなっていくか気になるお店ですよね。
2010年も二郎系はラーメン界を席巻していたので、2011年こういうラーメンがどういう立ち位置を作るのか楽しみです。
二郎は最早ラーメンとは違う立ち位置を確立した気もするのでね。

さぁ！2011年も食うぞー！！！
【パーソナリティー：社長】