【124軒目】オリオン食堂（東長崎）

ヨーーーマイ麺。
社長インダハウス。
お待たせしましたよ。
ごめんなさいね、ラーメン食べてたら書くの忘れてまいました。

SKYがアウトレイジビヨンドについて書いてますね。
彼は本当に喋るとウザイですが、文章はとても潔くて素敵ですね。
喋ると本当にうざいですが。
素敵やん。

さて、コチラの本題です。
今日はちょっと変わりものを紹介する麺。

オリオン食堂（東長崎）

巷では常に高い評価を得ているお店ですね。名店と言うよりも良店の鑑とも言えるでしょう。
それは、このお店のある意味邪道とも言えるこだわりにある。
それは、とにかくメニューが多い事。
ホームページを見て頂ければ分かるが、このメニュー数に加えて、ご飯ものやら限定ものがある。

http://www.orion-syokudo.com/

おそらくこれをコンプリートするには近所に住まないとキツそうですね。
しかしですね、ラーメン屋では邪道と捉えられがちなメニュー数の多さが、この店にとっては武器になる。
「食堂」の名に恥じぬ味の統制をとっているのが、このお店の最大の魅力なのです。
そんなオリオン食堂に行って、敢えて僕が食べたのは王道ではなく変わり種。
このメニューを食す事で、むしろこの店の実力を知る事となるわけです。

本格カレーまぜソバ

どうでしょうか。
滅多に変わり種を食べない僕からすると、かなり迷ったんですけどね。
やはりスタンダードな醤油ラーメンにしようかとか思ってたんですが、ここは敢えて和えソバ。
敢えて和えソバ。
しかし見た目からして、かなりマイルドなイメージのする色ですよね。
てか、丼にはカレーと麺のみというシンプルな構成が自信を感じさせますね。
カレーという料理でありがちなのは、ルウの旨さよりも、トッピングでごまかしたりする店がある。
例えばチーズやらフライドオニオンやら、豪快な野菜や肉で見せかけのカレーを出すとこが。
ここはまぜそばというジャンルにも関わらず、麺とルウには具が乗っていない。
そして、別皿に乗っている具が、カレーに寄せてきているわけではなく、ラーメンの具である。
あくまでもまぜそばとして、しっかりと構成されている事に好感が持てる。
では、、
まぜまぜして、ヅルッといってみましょう。
むむっ
うん
これは！カレーや笑！
見た目通りマイルドでスパイシーな味が最初にやってくるので、欧風カレーとアジア系の中間みたいな。。
アジアっぽさが出てるのはココナッツかな。。ちょっと自信ないですが、そんな甘さがある。
しかし後ほどヒリヒリしてくるほど辛くなります。後から来るやつですね、これ。
おそらく麺ではなく米でも充分に美味しく食べれますね。このルウなら。
ちなみに麺は太麺ユルウェーブといった感じで、もちもちしてとても美味しい。
おそらくカレーではなく普通のつけダレでも充分に美味しく食べれますね。この麺なら。
特にカレー用の麺って感じではない気がするので、つけ麺とかも一緒でしょうかね。
最初は麺とルウだけで。そしてその後に具を入れていきます。
具はノリ、チーズ、メンマ、チャーシュー、ネギ、味玉ですね。
前述したように、チーズ以外は完全にラーメンの具ですよね。ここ結構嬉しい点。
実際、投入して味が劇的に変わる具はないです。カレーのインパクトに負けていきます。
あくまで、具、ですね。
しかし、卓上に揚げ海老が置いてあり、それを少し入れてみると何とも香ばしく香りが高まります。
海老の香りなので好き嫌いあるとは思いますが、これが卓上にあるのは嬉しい。

結構あっという間に食べてしまうくらい美味しかった。

で、
ここで大事だなと思うのは、
こういうメニューの多い店というのは、とてもハードルが高く、そこそこ旨いだけじゃマイナスになり得る。
それは、一つのメニューを誰かが食べて、これなら他のメニューも間違いない！と思わせなければいけないから。
もちろん、この店のこれが好き！っていうのも大事だけど、それを全メニューで感じさせなければいかんのです。
カレーが好き！という人が多くても、きっとカレー麺専門店だとそこまで人気は出ない。
この店の人気は、何を食っても間違いない、というまさに食堂としての質の高さにあるのではないかと。
ラーメン屋で何故メニューが多い店が少し白い目で見られるのかと言うと、大体質が低いからなのです。
醤油は旨くても塩もつけ麺もまずいとなると、その店の評価は、旨い！にはならない中途半端なものになる。
結果的に行く人は減り、悪いものが広まってしまったりする。
もちろん全てではなくて、一部ですけどね。
しかしそういった中で、これだけのメニュー数で勝負してくるオリオン食堂はすごい。
しかも、一番の変わり種を食べた僕が、また行きたいと思っている。
おそらく全て間違いないんじゃないかと思ってる。
そうなれば、もはやラーメン屋ではなく、まさに食堂だね。

【パーソナリティー　社長】