【185軒目】一条流がんこラーメン 総本家(四谷三丁目)
ヨーマイメン。
教習所行き始めたぜメン。
周りがみんな大学生でちょっと引いてるぜメン。
今後radioDTMでもちょこちょこ報告していくぜメン。
今回のラーメンはこちら。
一条流がんこラーメン 総本家(四谷三丁目)
ラーメン数多くあれど、ここのラーメンは一線を画している。
そもそも「がんこ総本家」というのは、家元と呼ばれる一条安雪氏が今いる店、という意味らしい。
今となってはがんこラーメン出身・暖簾分けの数も相当なものになっている。
ラーメン二郎よりは暖簾分け少ないけど、ラーメン史においても重要な店だと思う。
看板もなし暖簾もなし、店先に吊るされた骨が店の目印なんてのも珍しかった。
会員制のラーメン屋だったってのもある。今聞くとまぁありそうだけど、当時はほぼ皆無だったはず。
牛骨を使ったスープのラーメンも、当時はほとんどなかった。
その後のがんこが持つ独特なスープ素材の選び方にもつながっている気がする。
いろんな意味で先進的であり、ラーメンへの探究心が旺盛な店。それががんこ。
僕は四谷三丁目に一条さんが来てからは、先日が初めての訪問。
この店はメニューも分かりづらい。
有名なのは「悪魔」というラーメン。
とにかくしょっぱい。殺人的にしょっぱい。しかし癖になる中毒になる。がんこの代名詞とも言える。
その他にも「下品」「100」「自由が丘」など。とにかく何が何だかわからない。
日によってスープの内容も変わり、日によってあったりなかったりするラーメンも存在する。
とにかく行ってみないとどんなラーメンが食べられるか分からない店。
それでも家元が作るラーメンを求めて、毎日行列。本当に行列。僕が行った日は20人以上いた。平日昼。
注文は下品。
ちなみに100は醤油ダレなし。自由が丘はあっさりとしたラーメン。といった感じ。
下品は100のスープに醤油ダレあり。みたいな感じ。正直自信ないけど。
この日は僕が最後のお客さん。だからチャーシューが脂身のみ。
並んでる最中に家元が行列のところに出てきて「具がないんでこれから100円引きでーす」とのアナウンス。
普通のラーメン屋の大盛りくらいの量があり、具もいろいろ乗ってて600円。
驚きのコスパ。
スープに金がかかってないんじゃないか、という疑問は一瞬で消し飛ぶ。
とにかく複雑。何がどんだけ入ってるかなんて分からない。
動物、魚介、甲殻類、貝類、本当に様々な素材の旨みとコクと香りがトゥーマッチレベルで押し寄せる。
化学調味料とは違う旨みの嵐が押し寄せる。
麺は固めで味は濃いめ。それだけだとジャンクなイメージを持たれるが、それだけじゃない。
ジャンクはジャンクでも、高純度なぶっ飛ぶ系のジャンク。
雑でもなく、かと言って洗練されてるとも言えない、なんだろうこのこだわり感。。
そうだな。「がんこ」という言葉がとてもよく似合う。
ここは体験しないと何も理解できないラーメン屋。
まずは一度食べてみてください。