【66軒目】凛(渋谷)

ちょりっす麺。
社長だ!
麺ダハウス!

個人的には、ここ2、3日ちょっとだけ落ち着いた感があります。
やっとラーメンも食えるし、ライブにも行ける。
というわけで行ってきましたライブ。
まずは4AD eveningね。
Ariel Pink’s Haunted Graffiti、Blonde Redhead、Deerhunterの超豪華3組。
まずArielだけど、ライブは期待以上ではあった。
本当にセオリー通りに進まない楽曲とライブ。
なんだろな、獣的と言うか、言うこと聞かない動物感はすごいあった気がする笑。
それだけだとまとまりのない感じになってしまうんだけど、演奏は意外と忠実。下手だけど。
まぁ技術的にはそんなにって感じではあったけど、あの複雑に入り交じった音楽性を、
ある意味しっかりと表現できていて、終わった頃にはまだ足りないような、中毒性のあるライブ。
ソウルとかファンクとか影響が色濃いんだけど、それをロックとしてインディーとしての音楽に変換できるのはもの凄い。
去年は結構ブラックミュージックに傾倒したアーティストが世間的にも個人的にも多かった気がする。
でも、そういうブラックミュージックをインディーロックなレベルまで、ある意味下げてある意味上げている、そんなバンドが多かったような。
海外だけじゃなくて、日本でも歌心がどことなくSOULチックなバンドとか結構いた気もする。
言うても海外ではGlo-Fi関連なんかもそうかなと思うしね。
そんな去年の勢いというかシーンみたいなのを感じられるライブでもあったなぁと思う。

とまぁ、長くなってしまったので、あとの二組は今週のこれ聴けで書きます!

本題!
先程書いたように先週はライブに行った!今週も行くけど!
そのうち一本はさっき書いたけど、もう一本!
それは、そう、太平洋不知火楽団&SEBASTIAN X @ 渋谷WWW!
これが個人的には結構良かったんだな~。
また書いちゃうと長くなるので、これは時間があればラジオで話しますね~。
そのライブの日、ちょっとドラム津金さんと楽屋で打ち合わせしていたら、
ベースの大内さんが入ってくるや否や「社長、今日凛行こう」と一言。
それで通じる僕もおかしな話だけど、話題になっている渋谷の新店でございますね。
そんなん言われたら「行く」に決まってるじゃないですかー!
というわけで今日はココ!

凛(渋谷)


初めに言っておきますと、ここはいわゆる二郎系です。
二郎系とは、二郎みたいなラーメンです。
コッテリしていて、麺が太くて、野菜が大量に乗っている、例のアレです。
まさに好き嫌いが分かれるラーメンの代表ではありますが、ジロリアンと名乗るフリーク達が現れるくらいファンが多いラーメンでもあります。
実際どこの二郎にも二郎インスパイアにも、ピークタイムには列が出来るくらい。
実は以前二郎インスパイアのお店を一軒だけ取り上げたことがあるのですが、きっと覚えている人は一人もいないと思います。
それは「陸」というお店。
レビューはここで
まだ9軒目のレビューなので、若干二郎をディスってはいますが笑。
まぁ僕も丸くなったもんだ。考えも体型も。

んで、今回は凛ね。
まぁオープンしてから急速に渋谷のラーメンでランキングをかっさらっていくので、
どんなラーメンか気になっていました。
そして大内さんと若干迷いながらも見つけ出し、到着。
メニューは醤油に加えて、味噌、カレー、そして何やら気になるポン酢など、
いくつかあって、もしかして上品な感じなのかと期待させてくれたりしました。
そしたらこんなラーメンでした。

どーん!
来ましたね。完全なる二郎系。
しかし妙なのは異様にお洒落な店内。
お客さんの中には女性3人組とか家族連れもいました。
要は二郎を入りやすくポップにした感じですね。その考えは悪くない。
そして肝心のラーメンですが、まずはスープ。
ん、結構しょっぱいけど、ずいぶんまろやかなスープです。
あ、そういえば二郎というのはですね、お好みを言っても良いというシステムがあるんです。
野菜の量、脂の量、味の濃さ、麺の固さ、ニンニクの量。
こんな感じで全部お好みで変えられる。「野菜マシカラメ」とかね。
業界用語みたいになってきていて、若干面白いですが。二郎芸人出てこないかな。
まぁそんな感じなのですが、基本的に凛ではお好みは言えないみたいです。
ですが!デフォルトでしょっぱい、脂がすごい、野菜も多い。
これはなかなかの強者ですよ。
でも、スープの味はなんだか少しだけ上品に感じる。
乳化しているという感じとは、またちょっと違うまろやかさみたいなのがある。
化学調味料もさほど強くは感じないですね。
そして、麺。
平打ちに近い麺で、極太まではいかない太さですね。食べやすい。
個人的にはもう少し固茹でにした方が良いかなとは思いましたが、スープを良く吸う麺で美味しい。
そして豚も柔らかくて旨い。脂の部分が結構多いけど。
野菜のシャキシャキ感もちょうど良くて、旨いです。

とまぁ、たしかに全体的には旨いです。
ただ、量がハンパじゃない。
僕がちょっとギリかもって思うくらいの量が入ってましたね。
大内さんとも話しましたが、平麺の感じといい、桜台の二郎を思い出したね。
いやぁ、なかなかのボリューム感でしたよ。
ただ大内さんは「まだまだいけますけどね」って顔でペロリと平らげていました。
実はあの男は大食漢だったのです。
米3合は食うときもある、と言っていました。
でもダイエット中だ、とも言っていました。
さすがです。侮れないです。

まぁ、そんな感じで大内さんと楽しく食した凛でございましたが、
総評としては、
ポップな入り口を作った割に、丁寧な味ながら結構ヘビーな二郎を出す店。
これはどういう意図があるんでしょうね。
正直、知らない人が入ってきてしまったら、確実に残す量が入ってますんでね。
それでもこれでやりたいというのには、なにか意味があるんでしょう。
今後、ポン酢が食ってみたいので、また行って確かめてみたいと思います。
【パーソナリティ 社長】



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