【110軒目】牛薫る麺処 嵐風(新井薬師前)

ヨーマイ麺。
社長インダハウス。

動画のアップがあったり、僕がぶっ倒れたりで、僕の記事が不規則になり申し訳ないです。
というわけで今日も例外的に金曜ですが、ラーメンレビューの更新でございます。
ラーメンが体調変化の理由でないことを祈りながらも、食べてしまう。
そんな生活を送っております。

今日はずっと気になっていたあたらしめの店をご紹介しますよ。

牛薫る麺処 嵐風(新井薬師前)


ネーミングが良いですね。
「牛薫る」っていうのが。だって牛薫ったことほとんどねえもん。人生の中で。
それだけで興味わいちゃいますが、さらに暖簾の右端に注目してください。
「produced by 不如帰」
言わずと知れた幡ヶ谷の超名店のプロデュースですよ。俄然期待高まるね。
ちなみに不如帰のレビューはこちら → 不如帰
中野から歩くと少し遠いところにあるここの店付近には、これまた名店の麺彩房があります。
いわゆる新井周辺地域。
すこし商店街風になっている道を入ると、ぽつんとたたずむ小洒落たお店。
行ってみましょう。
お!
これは!
薫っている!
薫っているぞ!
これが牛の匂い。。忘れていたよ。完全に薫ったことあったよ牛。
しかし本当に肉肉しさ漂う香りですね。
衝撃受けつつも、初めての来店なのでスタンダードな牛醤油ラーメンに味玉を。
牛醤油って。
まぁ、いいか。
どん!

なかなかこってりしていそうな感じもしてたのですが、見た目は結構あっさりめを思わせる。
しかし浮いている油が結構厚いね。いわゆる牛脂ってことになるのかな。
具は肉が二種類とネギが三種類。
スープ、いってみましょう。
!!!!!
これは、牛、ですね。牛骨でもテールスープでもない、牛のスープや。肉や。
牛骨ってのは結構あるんだけど、こんなにも「牛肉」の味がするスープは始めてかもしれん。
なんか肉入れたなべの残りのスープに近い。って言うとすごく程度が低い気がするんですが、
その肉を食っているような味に、ほんのり魚介が加わることで、完成度の高いスープに。
そして醤油の甘さでもあるんだろうけど、牛肉特有の甘さが口いっぱいに広がる。
良いも悪いも人を選ぶスープだろう。牛脂もかなり利いていて、油感は結構ある。
そして麺。
低加水の細めん。まぁこの手のスープにはばっちりですね。絡みも良く、主張は強くない。
しかしスープとの相性はすこぶる良いので、一杯としては正解の麺でしょう。
スープが無加調で繊細な分、それをより感じられる仕上がりになっている麺だ。
具に関しては玉ねぎが非常に良い仕事をしていると感じた。
やはり一口目のインパクトは強いが、食べ続けると多少飽きてくる。
そこでこの辺の薬味があると食べ進めやすくなるし、相性もすごく良い。
そりゃたまねぎと牛ですからね。英語で言えばビーフとオニオン。合わないわけがない。
なんで英語で言ったのかわからないけど。
スープを全部飲むほどではないが、本当に新しいスープだと思う。
肉を食ってるような感覚になるスープなんて、いくら濃厚なとんこつだって表現できない。
この「骨」ではなく「肉」の出汁としての強さを感じられる稀有な一杯。
不如帰の監修の元であれば、間違いない進化を遂げていくだろうし、今後も期待できる。

こういう出会いは嬉しい。
新しいことへの挑戦が少しずつ実りだすのです。
やはり音楽とラーメンは一緒なのだ。
【パーソナリティー 社長】



コメントを残す

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)