【130軒目】中華ソバ 伊吹(大泉学園)

よーーーまいめーーーーーーん!!!!
なんか久しぶりな感じがする。
滞っててごめんね。ラーメン好きの人たち、ごめんね。
社長インダハウス。

今年もラーメン大賞が終わって、ちょっとラーメン一段落してましたよ。
しかし!!
このブログ上でもラーメン大賞は別でやる事にした!
やはり一店舗だけじゃ僕の気持ちは丼に収まりきらない。スープが溢れてしまう。
今年行った店の中で秀逸な店をピックアップしていきますよ。
そういえば、これ聴けもそろそろ大賞の時期ですね。
今年はディスクレビュー的な文章が少なかったので、想像出来ないかもしれませんが、
これ聴け大賞で今年のベストライブ、ベストディスク、などなど発表致します。
これまた年末のお楽しみ!
期待して待て!
で、今日ですが、僕の溢れるスープを紹介する前に、やはりこの店舗はブログ上でも書きたいなと。
ラジオ内ではあまり長々と感想を言えなかったのでね。
改めて書きます。
中華ソバ 伊吹(大泉学園)


懐かしき写真。
右側に立つヒゲの生えた男の瞳孔が開いてしまっているのを確認頂けるであろうか。
彼はこの店に心を奪われたデブとでも言うのであろうか。
非常に怖い写真である。

やはりね、この店については文章でもフォローしておかないと。
このお店、煮干の濃厚さと、その見た目から「伊藤インスパイア」と言われている。
まずここがポイントでしたね。
伊藤がオープンしたのが2004年。秋田で名店とされていた店から弟さんが独立して東京に出店。
それから約8年です。
8年経って、ついにインスパイアと呼ばれる店まで出てきた。
伊吹が非常に良いラーメンを出している事も間違いないけれど、伊藤のすごさも分かるよね。
インスパイアってなかなか出てこないです。
というか二郎くらいしか思い浮かばないかもしれない。
あの強烈な見た目と、煮干が直撃するインパクト、それを保ってきた努力こそが、インスパイアを生む。
伊藤が名店として君臨し、認識され続けている事の証明でもあるわけですよね、伊吹の存在は。
僕にとってはリアルタイムのムーブメントに近い気分で少々興奮していたわけです。
前置きが長くなりましたが、こちらが中華ソバ。

麺が見えてしまっているほどの、必要最低限のスープの量。
肉、タマネギ、海苔のみという、シンプル極まりない具のラインナップ。
細打ち角断面でマットな質感のある麺。
たしかに伊藤を彷彿とさせます。
しかしコチラのお店ではこれがデフォルト。伊藤はデフォルトの場合、具がほぼゼロに等しい。
そう考えると、こちらの方がより一般的なラーメンとしての範疇に収まっている。
肉もチャーシューというより、茹で豚というか煮豚にちかい感じですよね。調理前にスープに浸してレンチンしてました。
伊藤と決定的に違うのは、スープの濁りですね。
伊藤は煮干をギューーーーーーーーーーってしたら出てくる雫みたいな汁ですけど、
こちらは明らかに動物系のスープをブレンドしている。煮干だけじゃこの濁りは出ないよね。
そして、この店ではその煮干の出汁の段階を店の前に貼り出すシステムがある事も忘れてはならない。
ちなみにラーメン大賞の日はノーマル。僕が初めて行った日はヘビーだったと思います。
この違いを普通にやってくる感じもまた、気持ち良い。
いつも同じラーメン出してるわけじゃないっすよ、って公言してるんですからね。
それでもウチのラーメン旨いっすよ、って言ってるわけでしょ。いいじゃない。食べるよ。
ヘビーのときはかなり煮干が口の中で暴れ回り、それを動物系が抑える程度のまろみだった。
やはり主役は煮干にある!って印象だったんですが、ノーマルは結構印象として五分五分だった。
たしかに煮干の良いエグみだったり、絞ったなー感はあるけれど、とてもマイルドで丸みのあるスープ。
いわゆる動物×魚介のダブルスープという印象だった。
しかしここに煮干のエキスの濃厚さをしっかりと残すのがこの店の魅力。
たしかに食べやすくはあるけれど、どこかに煮干の癖の悪さを残していて、愚直である。
動物系のスープも臭みなく、煮干の邪魔をしないように取られていて、やらしくない。
雑な感じがないのがとっても良いですね。
そしてそれに合わせる鉄板の麺。鉄板で焼いてるわけじゃないですよ。鉄板ギャグ的な意味ね。
店内のメニューに「かためです」って書いちゃうくらいですから、やはり固め。
ポキポキと言うほどまでではないけれど、しっかりと歯ごたえを残した茹で具合で相性は抜群。
そして、この店にウィークポイントがあるとするならば、伊藤と似てるけど、チャーシューかな。
特筆するほどの旨さはないですね。
柔らかく仕上がってはいますが、肉の味、味付けをもう少し楽しませてくれると良かった。
タマネギは辛さと甘さがとても良いアクセントになって、ラーメンをうまくまとめている。
このチョイスはベリグ。

あっという間に食べ終わってしまうくらい美味しいし、量も多くはない。
それでも腹にしっかりとインパクトを残してくる感じが、男らしさに溢れていて好印象。
店主の見た目がゴツいからという先入観もあるかもしれませんが。。

伊藤はどちらかというと繊細で女性的な側面のあるラーメンだなと感じていたけど、
ここは男臭さを感じるラーメンで、これはこれで良かった。
駅から遠いけれど、一食の価値は充分にある秀逸なお店。
是非とも皆さん行ってみてください。

【パーソナリティー 社長】



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