radioDTMリスナーの皆さん、お疲れ様です。
コヤマリョウです。
最近は刺激的な事が多い。
良い事も悪い事も大混雑です。
その要因は実に簡単、動き続けているから。
結果を出す唯一の方法は動くこと、と身に詰まる毎日でございます。
今回はそれを顕著に体験できたコンサートについて。
このコラムでは私コヤマリョウが好きなモノを、文化人気取りでジャンルに拘らず節操無く紹介していきます。
あくまでも個人的な視点で対象に対して思った事・考えた事を書いていこうと思います。
このコラムで興味を持ってもらえたり、飲み会のネタの一つになってもらえれば光栄です。
テーマは「曝せ、SKY(サブカルクソ野郎)」です。
今年、私のアイドル応援活動の中心は彼女達でした。
先日そんな彼女達の今年最大の晴れ舞台に参加してきました。
(見に行ったのではなく、ここはあえて「参加してきた」と書きます)
それがコチラ。
私立恵比寿中学年忘れ大学芸会2013
「エビ中のスター・コンダクター」
このコラムでも何回テーマにしただろう。
今回も興奮と感動の一方的な感想文になりそうです。
<これまでのあらすじ>
ただ漠然と有名になりたい・お姫様になりたいと願っていた九人の女の子達が集められアイドルグループが結成された。
それが【私立恵比寿中学】(通称・エビ中)だ。
「king of 学芸会」「キレのないダンス 不安定な歌唱力」キャッチフレーズに、仲良しの女の子同士の放課後に話す夢物語の延長のように、ゆるゆると健やかに活動を続ける。
歌も踊りもお世辞にも上手いとは言えなくても、大好きなステージ上で自分の出来る事を精一杯やって、ファンから目線をそらさずパフォーマンスを続けてきた。
絶妙な悪ふざけと独自なテンション、そして普通に頑張って普通に成長していく姿に病み付きになるファンを着実に増やしていった。
そんなエビ中がこの度、気が付けば何と一万人以上の人を集め、さいたまスーパーアリーナでコンサートを開催する事になった!
どうなる、エビ中!!
そんな訳で行ってまいりました、さいたまスーパーアリーナ。
これまでのコラムで、私はエビ中の魅力を
「楽しんでいる姿を見て楽しむエンターテイメント」と紹介してきました。
今回のコンサートはその魅力の集大成であったと私は感じました。
そして、「継続は力なり」という言葉の信憑性を痛感する内容でした。
三時間に渡るコンサートでも、結果的エビ中はいつも通りのエビ中でした。
予算が増えて派手な演出が増えたが、エビ中はいつも通りにやる事をやって楽しんでいました。
大好きな歌と踊りを満面の笑顔でみせ、ファンからの歓迎と祝福に涙して、広いステージを全力で走り回っていました。
大人が用意した衣装と曲と舞台を最大限に楽しみ、
ノリの良いファンの反応に一喜一憂していた。
思い返せばエビ中はいつもそうだった。
どんなホールでもライブハウスでもショッピングモールのフリーイベントでも、
やっている事は何一つ変わらなかった。
それが去年の今頃に比べ五倍の集客となった、今回の一万人規模のアリーナでも通用する事を証明してみせた。
今回、少女達が夢のような舞台を作りあげた大きな要因は「続けた」という事だ。
中学生の女の子が男達に媚を売るような商売で馬鹿にされもしただろう。
これまでに何人ものメンバーがエビ中から辞めていったりもした。
学生である彼女達が芸能活動を続けていく事は容易なはずはないし、辛い事が沢山あったはずだ。
それでも続けてきた結果が今だ。
どんなに稚拙なパフォーマンスであろうと、笑顔で楽しみ続ける姿が誰かを笑顔にすると信じてステージに立ち続けたら、見た事も無いような光景が広がり続けた。
自分達の魅力を分かってくれる人達を少しずつ増やしていき、一万人がサイリウムを振る客席を作った。
それを目の当たりにした彼女達の泣き出しそうな笑顔は、
今まで見た中で一番可愛らしく綺麗だった。
以前にこのコラムでも書きましたが、
私を含めアイドルファンなんて馬鹿な生き物だと思っている。
自分以外の誰か(しかも他人)の夢や存在そのものにヤキモキして尽力しようとする。
それでも今回のようなコンサートに立ち会い、景色の一つにでもなれたかと思うと、
感動と同時に勝手な満足感を味わえてしまう。
感謝と祝福の相乗効果を体感する事がアイドルを応援する魅力なのかも知れない。
エビ中はこの一年でかなりの規模拡大に成功した。
きっとファンはもっと増えていくのであろう。
これからは売れていくに伴って必ず起こる「あの頃の方が良かった」という声との戦いも激化していくはずだ。
初めてエビ中を見てから三年が経った。
その間もずっと等身大から少し背伸びをした位の歌を歌い続け、
常に今が一番良いアイドルグループだった。
今回のコンサートでも歌われた曲に、こんなフレーズがある
ひたむきさで世界を変えるのが僕の夢
今現在、彼女達はこの言葉をしっかり体現している。
ファンはそんな変わっていく彼女達の世界を楽しみにしているし、その世界に参加したいと思っている。
私も出来る限り、その世界の行く末を見ていたいと思っている。
ので、来週もエビ中のライブに行ってくる。
どんなに馬鹿にされようとアイドルを応援している自分は、なかなかの馬鹿だと思っている。
それでも、可愛いモノに反応し続けている事は男らしいとも思う。
やっぱり、可愛いは正義だ。
【コヤマリョウ】