radioDTMリスナーの皆さん、お疲れ様です。
コヤマリョウです。
秋の新番組が続々と始まり我が家のハードディスクさんはいつにも増して頑張ってくれています。
チェック出来ている所では、アニメは「サムライフラメンコ」バラエティーだったら「指原の乱」辺りが個人的には好きです。
「ごちそうさん」も久しぶりのNHK朝ドラらしい安心感があって好きです。
やっぱり何事においても面白そうなモノ・好きなモノを探して掘り進める作業は辞めたくない。
利益とかは度外視できるようなモノが好きなモノだと思う。
そんな訳で今回もアイドル回です。
自分でも馬鹿だなと思う位に金と時間と足を使っているけど、しっかり満足が残っています。
このコラムでは私コヤマリョウが好きなモノを、文化人気取りでジャンルに拘らず節操無く紹介していきます。
あくまでも個人的な視点で対象に対して思った事・考えた事を書いていこうと思います。
このコラムで興味を持ってもらえたり、飲み会のネタの一つになってもらえれば光栄です。
テーマは「曝せ、SKY(サブカルクソ野郎)」です。
再三に渡ってこのコラムで書き続け、現在私を魅了しまくっているアイドルグループ、
私立恵比寿中学
についてです。
この秋も現場に行きまくっております。
アイドルという不明瞭な商売に青春をかけた十代の少女達は進化していました。
そして、先日のゼップ東京でのライブで確信しました。
私の中で私立恵比寿中学は新しいアイドルのジャンルを作ってしまった。
前回の私立恵比寿中学(以下・エビ中)のコラムでは、夏の野外コンサートにて、
エビ中が「楽しんでいる姿を見て楽しんでもらう」というエンターテイメントを確立した、
という事を書いた。
「king of 学芸会」をキャッチコピーにして、ヘッポコなパフォーマンスながら大好きな歌と踊りを真面目に丁寧に楽しみ続けた結果を見せた。
そしてこの冬、エビ中はさいたまスーパーアリーナで一万人規模のコンサートを開催する。
(ちなみに、今年の春にやったワンマンがこれまでで最大の四千人規模のコンサート)
現在はそのコンサートに標準を合わせエビ中はシングル発売とツアーを行い、
ライブハウスでのワンマンに加えて、各地でのフリーライブや他ジャンルのイベントにも頻繁に出演している。
どんな場所でエビ中を見ても、そのパフォーマンスは変わる事なく、楽しそうだった。
大舞台を目前に控え(勝手な憶測ですが)、
エビ中は「普通でいる事を選んだ」ような気がした。
私にとってアイドルは成長の物語を追うドラマとしての楽しみ、
普通の女の子が普通じゃなくなる瞬間に立ち会える醍醐味、
そんな事が魅力だと認識してきた。
しかし、現在のエビ中はそれとは違うベクトルで成長していた。
派手な演出も目標へのストーリーも必要とせず、ただ淡々と仲良しのメンバーと大好きな歌と踊りの自己ベストを披露し続けている。
そして先日のゼップ東京でのライブにて、
その姿に私はアイドルで初めて「格好良さ」を感じてしまった。
非凡な才能があるわけでもない。ぶっ飛んでるように見せる必要もない。
それでもお姫様になりたいから、今出来る事をしっかりやって上を目指す。
その真面目さはファンの力を借りて、時に「実力以上」の奇跡の瞬間を生む。
それは正に「格好良い」と表現するべき姿だった。
「会いに行けるアイドル」も「今会えるアイドル」も規模の拡大に伴い、始めに掲げたそのキャッチコピーは薄れていった。
エビ中は今、自身のキャッチコピー「king of 学芸会」を体現している。
是非とも一万人規模での学芸会を見てみたい。
そして、エビ中という学芸会のストーリーは、
90年代の少年ジャンプの王道漫画を2010年代仕様にアレンジしたサクセスストーリーであって欲しい。
最後に、先日web上にアップされたエビ中の新曲を張っておきます。
今のまま突き進んでいく所信表明のように私は聞こえました。
「U.B.U.」
アイドルに非凡な所があるとするなら、それは一つ「可愛い」だ。
私は何度だって言う。
可愛いは正義だ。
【コヤマリョウ】