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Podcast #162/【インタビュー】KETTLES

radioDTM in OSAKA!!!!
ってことで、まいど!構成のカネコです。
僕らは今日(7月7日)は、サーキット型フェス「見放題2012」
出張ラジオ番組をやるべく、大阪に来ております。
この配信後記も心斎橋BIGCAT前のバーガーキングで書いてます笑
というか今回配信する回の編集も、深夜バス内で完成させました笑
・・・どんだけカツカツなの??^^;;

見放題のユーストリームは今日のお昼12時から夜の8時までやってますので、
どうぞ御覧ください!豪華ゲストが登場するかもよ!?

ってことで、今週のゲストですが、
先日、Fujirock Festival’12のルーキーステージ出演が決定したこのバンド!

KETTLES!!!!

新コーナー「新曲もってこいっ!」の第2回でも紹介しましたが、
KETTLESのNewアルバム「Here!」の業界向けプレスキットの解説を
何と社長が担当させていただきました!

というのも、本当に「Here!」ってアルバムは素晴らしくて、
コーナーで一曲だけ紹介ってのは勿体無い出来なのでございます。
そんなことで、改めてスタジオに遊びに来ていただきました♪

カネコとしては、もともと男女2人組で、楽器も歌とギターとドラムのみっていう
窮屈なしばりがある音楽であるKETTLESが、こんなにも自由に音楽を表現出来てるって
何か凄くない??って思わせてくれたアルバムでした。

そんでもって業界向けに書かれた社長の解説はこちら。
(*KETTLESからの許可を得ての掲載になります。二次利用などは出来ません)

コイケとオカヤスの二人はKETTLESとしてのキャリアはまだ長くないものの、ミュージシャンとして10年以上活動をしてきている。初期衝動なんてとっ くの昔に置いて来てしまっていてもおかしくないのに、この二人の音楽からは未だに初期衝動のエネルギーを感じてしまう。1stアルバムの「ビー・マイ・ケ トル」にはまさにそのエネルギーが分かりやすく満遍なくちりばめられていた。その後、二人のライブを観に行ったのだけど、まさに人間そのものを吐き出して いる様な、愚直さと生々しさが溢れた躍動感のあるライブをしていた。

しかしこの2ndアルバム「Here!」は、その生々しさというより作品性としてのクオリティーを大きく高めている。KETTLESの音楽は奥行きとスケール感を増し、大きく飛躍しているのだ。

冒頭4曲は1stの疾走感を受け継いだ様なパンクロックが矢継ぎ早に展開され、初めて聴いた人間にもKETTLESの勢いと唄心を理解させる要素が、十二分に詰め込まれている。

た だ何度聴いてもこのアルバムのハイライトは5曲目に収録された「忘れたくても」だ。KETTLES型シューゲイザーとも言えるこの曲は、その耽美的なメロ ディーと憂鬱なバンドアンサンブルが、Rideの”Vapour Trail”やThe Jesus and Mary Chainの”Just Like Honey”なんかを彷彿とさせる美しい楽曲だ。ミニマルに響き続けるオカヤスのコーラスとドラム、それを時に遮るように、時に寄り添うようにコイケがメ ロディーを紡いでいく。どの曲においてもオカヤスのコーラスが曲に奥行きと軽やかさやポップネスを吹き込んでいるのは、このバンドの確固たる魅力であり、 このアルバムでは更に際立っている。

そこにパンクとしての愚直さを残せるのは、コイケの人間性そのものが音楽に溶け込んでいるからだろう。

この「忘れたくても」をきっかけにKETTLESのポップネスは形を変えて爆発する。それはKETTLESにとって実験的とも言えるシンセサウンドをフィーチャーした「ヤバイバイバイ(リミックスもラストに収録されている)」で顕著に表れている。

このあとアルバムのラストまで、二人が今持っている引き出しを全部引きずり出してきたような、懐の大きさを感じざるを得ない展開。このバンドが持つ今後の可能性を無限に広げる楽曲群が、最後まで聴く者を掴んで離さない。

作品としての奥ゆかしさは大きく成長しているが、僕の気持ちの中でKETTLESの二人から「パンク」「初期衝動」というキーワードは切り離せない。

おそらく愚直な人間がギターを鳴らし、歌っているというのが、ここまで音楽から伝わるバンドはなかなかいない。オカヤスがビートを刻み続ける限り、コイケがギターを掻き鳴らし言葉を吐き出し続ける限り、KETTLESの初期衝動は果てしなく続く。

解説:radioDTM 社長

・・・うん、硬いよね笑。
まぁあくまで業界向けに書いてるので専門用語多数になってます。
ただ、今回のラジオでは、改めてリスナーに向けて、社長の再分析をお送りしてます。
どうぞ、見放題のユーストリームと合わせてお楽しみください♪

【構成カネコ】

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