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配信後記#341/【企画】望月さんと年忘れトークSP

はい、年の瀬!ディレクターのカネコです。
2015年も最後の配信です。今年も応援、本当にありがとうございました!
アニバーサリーイベントがあったり、社長の民放の番組が終わったりと、
いろいろとあった一年ですが、何とかマイペースにやれたと思います。
2016年も引き続き応援よろしくお願いします!

さて、そんな2015年最後の配信は、ずっと話したかったアノ人との企画です。

望月さんと年忘れトークSP!

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新宿ロフトの副店長、そして、オモチレコードの主催者でもある望月慎之輔さん!
radioDTMクルーが全幅の信頼を寄せている、大好きな音楽ラバー。
今年の300回記念アニバーサリーも、望月さんがいなくては成り立ちませんでした。

そんな望月さん。実はradioDTMに出演してくれるのは一年ぶりなんです。
だから最近は「モッチさん元気かな〜?久々に話したいな〜」ってずっと思っていました。

そこに来て、今回の出演。理由はただ単に話したかっただけではございません。
2015年のインディーズシーンを思い返す上で、欠かせないライブがありました。
それが11月18日に恵比寿リキッドルームで開催された、Have A Niceday!のリリースパーティー。
Have A Niceday!(通称ハバナイ)はオモチレコードを代表するアーティストであり、
現在のトーキョー・アンダーグラウンド・シーンを語る上で欠かせないバンドの一つです。
そんなハバナイのリリースパーティーが凄かった。
単なるニューアルバムのリリースパーティーではなく、クラウドファンディングを利用し、
「無料イベント」として開催されたのです。

その現場にDTMクルーは足を運び、衝撃と感動を覚えました。
大量の人の波。その上を絶え間なく泳ぐダイブと雄叫び。会場を満たすダンスミュージック。
最高にクールな時間と空間があったのです。
そこには紛れも無い「俺らの音楽」が鳴っていました。

この光景には見覚えがありました。
それはVHSで何度もみた90年代のパンクシーンの映像でした。
当時、中学生だったDTMクルーにとっては、「目の前に迫った近未来の“俺らの音楽”」だったのです。
しかし、それは儚い妄想になってしまいました。
高校生になり、金銭的にも行動範囲としても自由が出来たころには、パンクシーンを牽引していたハイスタンダードが活動を休止し、次世代の青春パンクの波へと化けてしまっていたのです。

そういう意味では青春パンクというシーンこそが、DTMクルーの世代にとっては“リアルタイム”だったのですが、それに対して、カネコとしては、拭えない違和感を抱いていました。
「青春パンク自体はいいんだけど、俺が見たかったのはコレではない」と。。。

リキッドでのハバナイのライブを見たとき、ようやく「俺らの音楽」を実感できました。
新宿の小さなステージで鳴っていたダンスミュージックと全く同じものが1000人が入る箱でも鳴っていました。
小さいけど熱狂的な空気を、これまでのハバナイのライブで感じでいたカネコにとって、
大きなステージと1000人もの観客によって、確固たるものに変わっていった瞬間でした。
「俺らが今カラダをまかせているこの音楽は、紛れも無く“俺らの音楽”だ。そして今、このビートにのせて踊っている俺らは最高にクールだ」と。
あの日、あの場所でモミクチャになっていた人には全員、
似たような感覚をもっていたはずであると、妙な確信があるのです。
まぁ、まとめると、スゲーライブだったわけです。

そんな「スゲーライブ」について、今年中にしっかり話さないといけない。って思いました。
この「スゲーライブ」「スゲーシーン」の中心にいて、ずっと笑顔で観てきた人物が望月さんなのです。

どうぞ、今回のラジオを聴いて、スゲーなと思ってほしい。
そして2016年には「スゲー空間」を体感してもらいたいです。
まだ間に合うはずです。最高にクールな音楽は、今日も東京のアンダーグラウンドで鳴り響いています。

【ディレクター カネコ】

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