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四半世紀のインディーズ・シーンを回想する KOGA RECORDS代表・古閑裕の初の書籍 「下北インディーズ社長」 〜メジャーとは逆を行くインディー哲学〜 2021年9月25日刊行!

KOGA RECORDS代表・古閑裕が執筆した初の書籍「下北インディーズ社長〜メジャーとは逆を行くインディー哲学〜」が2021年9月25日に発行される。本作は発行元であるリットーミュージックからのオファーにより実現したもので、古閑の音楽の原体験からバンドVENUS PETERでの活動、そして1994年KOGA RECORDSの発足からこれまでの歴史、そしてその中でも様々な経験で培った”インディー哲学”を古閑の視点で語られている。また、本書のスペシャル対談としてTHE NINTH APOLLO代表・渡辺旭氏との対談も納められている。KOGA RECORDSや所属アーティストをご存知の方はもちろん、音楽業界・インディーズシーンに興味のある方に是非とも読んでいただきたい一冊となっている。

□著書概要
下北インディーズ社長 メジャーとは逆を行くインディー哲学
●定価1,980円(本体1,800円+税10%)
●品種 書籍
●著者 古閑 裕
●仕様 四六判 / 208ページ
●発売日 2021.09.25
●ISBN 9784845636723

古閑さんの人生は正に「音楽史」。
その一部になれたこと、思い返す古閑さんとの出会い。
そして、KEYTALKのこれまでの道のり、少し泣けちゃいました。
サラリーマン時代のドライブとテニスしてた古閑さん想像つかなすぎて、少し笑えました。
――寺中友将(KEYTALK)

KOGA RECORDS古閑氏と色々と話させてもらいました。
間違いなく当時の僕のキッカケになった方との会話は、また新しいキッカケになりました。
余裕がある方は読んでみてください。
――渡辺旭(THE NINTH APOLLO代表)

四半世紀に渡りインディーズ・シーンを見続けてきた男が提唱する、
音楽業界で生き残るための“インディー哲学”。

94年にインディーズ・レコード・レーベル「KOGA RECORDS」発足後、四半世紀に及び下北沢でインディーズ・シーンを見続けてきた古閑裕氏。
「KOGA RECORDS」は長い歴史の中で、KEYTALK、SpecialThanks、そこに鳴るといったアーティストを輩出したことでも知られている。
決して上向きではない21世紀の音楽シーンで彼は、なぜ27年にも渡りレーベルを続け、音楽業界で生き残れたのか?
また、どういった着眼点でKEYTALKといったアーティストを発掘し、マネージャーとし
て成功へと導いたのか──?
それはメジャーとは逆を行く、インディー魂あふれる彼の哲学にあった。
自身の自伝をベースに、音楽シーンでの成功/失敗エピソードが赤裸々に語られる一冊。
音楽業界に携わりたい方、必見です。

【コンテンツ】
第1章 今の僕を形成した、ロックとの出会い/第2章 最高と最低を味わったヴィーナス・ペーター/第3章 カッコいい! それを動機に始めたKOGA RECORDS/第4章 レーベルを支えたバンド――SpecialThanks、そしてKEYTALK/第5章 インディーズ魂あふれる古閑流レーベル論/第6章 どうする? どうなる? KOGA RECORDSの未来

第1章 今の僕を形成した、ロックとの出会い
クイーンとミッシェル・ポルナレフ、これがロックの原体験/ファンレターが返ってきたことで、チープ・トリックへの一生の忠誠を誓う/世の中ではパンク・ロックが大流行。早速、髪の毛をパンク風に逆立てる/通い詰めたライブ・ハウス。僕にとってここは最高の場所

第2章 最高と最低を味わったヴィーナスペーター
一度つまずいたことで訪れた、東京の大学への進学/よく遊びよく飲んだ下北沢。僕はこの頃からこの街が大好き/一部上場の医療機器メーカーでサラリーマンに。だけど僕は音楽が忘れられなかった/外タレの前座で初ライブ、インディーズ・チャート1位。順風満帆で始まったヴィーナスペーター/トラットリアからメジャー・デビューを果たすも、3年半の活動でバンドは解散/バンドの解散で気づいた、人と人との繋がりの大切さ/BEYONDSを始めとしたメロコア・シーンとの繋がり/人と繋がるのはライブ・ハウス。楽しくライブを観て、飲んでるだけだけど

第3章 カッコいい! それを動機に始めたKOGA RECORDS
逆恨み、カッコいい、意地、それがレーベルを始めた理由/僕の大好きなバンドだけを集めた、レーベルの処女作となるオムニバス・アルバム/ぞくぞくと新作をリリースし、形作られていくKOGA RECORDS像/「これ、ちゃんと会社にしないとやばくない?」そのひと言でレーベルを会社化/自分の予想の遥か上をいってきたナンバーガールの『SCHOOL GIRL BYE BYE』/いいバンドを見つけても自分のレーベルで出せない。突如やってきたKOGA RECORDS低迷期

4章 レーベルを支えたバンド――SpecialThanks、そしてKEYTALK
そのステージを観て鳥肌が立った当時16歳の女の子/「古閑さんのところでお願いします!」。自分も想像しなかったまさかの言葉/KEYTALKの期待に応えるべく一大プロジェクトを展開/KEYTALKが新しい音を作り出すための、大きなきっかけとそこからの変化/「楽しいことをやろうぜ!」で始まった、YouTubeの『KEYTALK TV』/KEYTALKはファンに近い存在であり、ファンと一緒に楽しむというバンド/勉強することから始まった、KEYTALKのマネージメント業/危機管理よりも面白いことを! ちょっとした事件になった下北沢ゲリラ・ライブ/KEYTALKは下北沢に街ぐるみで育ててもらった/“KEYTALKの弟的”を脱却すべくBenthamに思うこと/そこに鳴るを聴いたときは、あまりに初体験のサウンドに驚いた/そこに鳴るで展開するKOGA RECORDS流のインディーズ的手法

第5章 インディーズ魂あふれる古閑流レーベル論
バンドとレーベルの関係は、完全なフィフティーフィフティーが理想/コロナ禍の令和3年、今イチオシの新人バンドが、シンガーズハイとAland/バンドとして、“あっ”と思えるものがあるか、それを重要視している/インディーズ・レーベルとお金の話/この時代にミュージシャンがレーベルや事務所に所属するメリットとは?/所属ミュージシャンとマネージメントの関係性

第6章 どうする? どうなる? KOGA RECORDSの未来
コロナ禍も含めて今後、ミュージシャンはどう活動していくべきか?/インディーズは順番待ち。やり続けていればいつか自分の番が回ってくる

東西インディーズ番長・スペシャル対談!
渡辺旭(THE NINTH APOLLO)×古閑裕(KOGA RECORDS)

【著者プロフィール】
古閑裕(こが ゆたか)
熊本県熊本市出身。明治大学政治経済学部経済学科卒業。有限会社マーガレット・ミュージック取締役社長、KOGA RECORDS代表。 90年代初頭に活躍したギター・ロック・バンド、ヴィーナスペーターのベーシストを経て、94年にインディ・レーベルKOGA RECORDSを設立。初期はデキシード・ザ・エモンズ、ナンバーガール、スクービードゥーなどをリリースしたことでも名高く、近年はSpecialThanks、KEYTALK、Benthamのほか、さらなる新しいアーティストも積極的に発掘しリリース。2013年KEYTALKのメジャー・デビューに伴いアーティスト・マネジメント部門をスタート。2015年レコーディングスタジオSTUDIO K5、2017年KOGA MILK BARを下北沢にオープンした。25年以上のインディ・レーベル活動で培ったノウハウを活かし、今なお、東京・下北沢を拠点に新しい音楽を発信し続けている。ROCKET Kというパワーポップ・パンク・バンドでも地道に活動中。大の酒好き。ラーメン好き。趣味はキック・ボクシング。

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