Taiko Super Kicksのニューアルバム『石』が配信限定でリリースされた。
前作『波』からわずか2
か月でリリースされた本作『石』は、タイトルの通り長い年月の中で形を変えていく岩石のような、あるいは世の中へ小さな一石を投じるような、多義的で示唆に富んだ
9曲のポップソングが連なるアルバムとなっており、ボーカルの伊藤暁里の詩を軸に据えた上で、独自のサウンドスケープを生みだすことに成功している。
『波』に引き続きミックス・プロデュースに岡田拓郎、レコーディングエンジニアに澁谷亮、マスタリングはKevin Ratterman
、アートワークは加瀬透が担当。なお、本作は”浮(ぶい)”の米山ミサもゲストコーラスで参加している。
更にバンドは『波』と『石』を収録したCD『波・石』をリリース予定。詳細は後日発表。
<メンバーコメント>
山に登っている。至るところに、石。その中のひとつを私は手に取って、川の水面に向かって投げてみる。小さく音を立てて拡がる、波紋。束の間、大きい流れに掻き消されてしまう。
あるいは道端で。あちらこちらに、ひっそりと、石。その中のひとつを私は拾って、ポケットに入れる。小さくても感じられる、重さ。密度。触れるたび、感触が違うような気がする。
胸の中にも。時間をかけて、少しづつ固まっていく、かたちのようなもの。柔らかくなっているのかも知れない。まだわからない。今もありかけている、石。
__伊藤暁里(Taiko Super Kicks)
Taiko Super Kicks 『石』
2021.08.10 Release
1. スジ
2. たった一本
3. ママさんバレー
4. 音楽
5. 北欧BLACK
6. BS
7. 最初の米
8. ぽっち
9. ニューライン
配信リンク
https://FRIENDSHIP.lnk.to/ISHI
Taiko Super Kicksプロフィール
伊藤暁里 (vocal,guitar)
樺山太地 (guitar)
大堀晃生 (bass)
こばやしのぞみ (drums)
2014年8月、ミニアルバム『霊感』リリース。
2015年12月23日、アルバム『Many Shapes』リリース。
2018年2月7日、アルバム『Fragment』リリース。
2018年11月17日、7インチシングル『感性の網目 / bones』リリース。
2020年11月27日、カセットテープ作品『ありあけ』リリース。
2021年6月8日、アルバム『波』を配信限定でリリース。
2021年8月10日、アルバム『石』を配信限定でリリース。
90年代のオルタナティブロックをひとつのルーツとしているが、定住を好まず、意欲的に音楽性の進化・発展を志向する。
メンバー4人の独特で有機的なアンサンブルは、忘れられかけたバンド本来の奥行きをそれ自体で体現している。
They are originally influenced by 90’s alternative rock, but they don’t
settle in one place.
Their unique and organic ensemble embodies the half-forgotten depth of
being a band by itself.
<Taiko Super Kicks HP>
<TETRA RECORDS bandcamp>
https://tetrarecordstokyo.bandcamp.com/
<前作『波』リンク>
https://friendship.lnk.to/Nami