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音楽家として高い評価を受け、書き手としても注目を集める寺尾紗穂が、これまでの集大成となる待望のエッセイ集 『彗星の孤独』を発売

音楽家として高い評価を受け、書き手としても注目を集める著者による、これまでの集大成となる待望のエッセイ集
寺尾紗穂 『彗星の孤独』  2018年10月17日頃発売予定
私も父も彗星だったのかもしれない。
暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。
ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。
そんな気がした。――「ふたつの彗星」

遠くて遠い父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景――未婚で3人の娘を産み、結婚と離婚を経て、シングルを生きる現在。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。
亡くなった父親について書き、大きな反響を呼んだ「ふたつの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の文章家によるエッセイの到達点。


撮影:植本一子

 

寺尾紗穂『彗星の孤独』
2018年10月17日頃発売予定/定価:本体1900円+税/発行:スタンド・ブックス/仕様:四六判 仮フランス装 320頁/ISBN 978-4-909048-04-2 C0095

 

寺尾紗穂 SAHO TERAO
音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。以降、アルバム『御身onmi』『風はびゅうびゅう』『愛の秘密』『残照』『青い夜のさよなら』『楕円の夢』『私の好きなわらべうた』『たよりないもののために』をリリース。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。活動は、映画の主題歌提供、CM音楽制作(ドコモ、森永など多数)やナレーション、エッセイやルポなど多岐にわたる。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』『愛し、日々』『原発労働者』『南洋と私』『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』、編著書に『音楽のまわり』がある。
*バンド「冬にわかれて」ファーストアルバム『なんにもいらない』2018年10月17日同時発売!!

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