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Podcast #133/【インタビュー】ECD

今週は日曜日配信!
どうもこんばんは!構成のカネコです!

さてさて、今年も早いことに、最後のゲストとなりました。
振り返ると本当に素晴らしいアーティストばかり出ていただけて本当に嬉しいです。
そんでもって、今週のゲストは、さらに激ヤバ!
僕個人的にはDEMOこいはじめてから、本当にずっと出て欲しかった方が
ついに実現!

そんな最高に高まるゲストはこちら!

ECD!

 

うおおおおおおおお!!!!!
ついにECD in da House!!!
高校性のときにライブハウスで出会ってから、
それまでそんなに聴いてこなかったアンダーグラウンドHipHopに
興味を持つきっかけになった人。もう夢のようでした。

ECD

80年代から現在にいたるまで活動している日本のヒップホップMC最重要人物のひとり。
1990年にメジャーデビュー。
96年、日比谷野音にて行われた伝説的ヒップホップイベント「さんピンCAMP」を主催。
2003年にリリースされたベスト盤を期に、
自主制作レーベルからの音源発表が主体に。
音楽活動と平行して小説やコラム、エッセイなどの執筆活動も行っている。
(現在51歳。24歳年下の奥さんと二人のお子さんと生活中)

詳しくは後ほど。。。番組最後には、僕らからスーパーな告知も!

【構成カネコ】

ハーイ!!!
と言うわけで社長です!!!!

いや~、遂にお招きしたECDさん。話の内容はかなりディープ。
やはり歴史の目撃者どころか、その中心に居続けた人物ならではの証言は、
もちろんリアルだと思うし、説得力の違いがハンパじゃない。
会って思ったのは、明らかに持ってるオーラが独特で、おそらくゲスト史上一番ビビった笑。
決して威圧的なわけではなく、非常に物腰の柔らかい方で、色々と快く対応してくれたんだけど、
やはりその言葉一つ一つにも重みを感じるなぁと思う。

話はやはり過去の事から遡る。
BGMは大名曲 MASS対CORE。
伝説的な動画はこちらを。 http://youtu.be/gnLHolH1OxM
まさに当時の熱気と言うのは、いまでは想像できないくらいだと思う。
アンダーグラウンドなもの、というのがメインストリームになっていく様を真横で見れた事はない。
何事にもきっかけというのはあって、ヒップホップでは「さんピンCAMP」だったのかもしれない。
その主宰として、あの仕掛けについても喋ってもらっています。

そうして、文化に対する貢献も計り知れないECDさんではあるのですが、
今のECDさんと言うのは、どこまでも生々しく生活に密着したラップをしている。
この違いって、個人的にはすごく気になってしまうんです。
やっぱり社会的に、もっとMASSに対して訴えかけていた人が、より個人的な、
もっともっと自分についてのラップに変化している。
このきっかけは一体なんだったのだろうか?
そして、今それを歌う理由はどこにあるのか。それは絶対に聴かなければいけない部分。

それに伴い、大事になってくるのが、
「音楽で生活をする事」
これに尽きる。
ECDさんは、現在アルバイトの収入16万円を主収入として、それに加える形で、
CDの売り上げやライブでの収入、本の執筆などを行っている。
もしかすると、これは「音楽で食っている」わけではないかもしれない。
でも、音楽をしながら、続けながら生活している事には間違いない。現在51歳だ。
こうした音楽活動の在り方っていうのは、僕らの周りの若いミュージシャンはどう感じるのだろう。
新しい作品を制作し続ける事は、日々の生活を圧迫させるのか?
もしくは日々のアルバイトは、音楽制作の上でいわゆる障害にならないのか?
すごく大事なのはここの考え方と、比重の置き方のバランスだと話を聞いていて思った。
すごく純粋に、現実的にこうして音楽を続ける事って出来るんだなと。
でもそれをやる為にも、様々な努力と、これまでの地盤の固め方が必要だとも言っている。
大手レコード会社に給料をもらっていた事がある人物だからこそ言える発言じゃないかと思う。
本当に真摯に耳を傾けてほしいなと思う回だった。

【LIVE】

2012/1/6 渋谷O-nest
HEADZ presents 「versions vol.2」
OPEN: 19:00 / START: 19:30
ADV: 2500 / DOOR: 2800 (ドリンク別)
ECD + 空間現代 / sim skillkills / DJ nobuki nishiyama
http://www.faderbyheadz.com/versions2.html

というわけで、ECDさん、本当にありがとうございました!!

【パーソナリティー 社長】

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