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【ぶろぐ途中下車の話】:第十九回「寺で晃生」

とても素晴らしかった。

小田晃生。

バンド編成でのライブを見るのは本当に久しぶりで、それだけで期待しかなかったけど、
なんだろう、、、期待してた自分がバカバカしいくらい素晴らしいライブだった。

若干、周りに小さなトラブルが起きていたのもあるけれど(ラジオ参照)、
まず環境が良かった。

町田の駅からバスに乗り、バス停につくと周りには何もないくらいの所。
そこからテクテク歩き、脇道に入ったりすると寺が見えてくる。
夜に着いたせいか、そこで何が行われているのか、ちょっと謎めいた感じにも見えてくる。
わくわくやね。

で、着くと間もなく小田さんの演奏が始まる。

IMG_0713

演奏の内容はすっ飛ばして、、、

いいっすかね。

 

小田さんの歌は、童謡の様でもあり、牧歌的でもあり、土臭いフォークソングの様でもある。
バンドメンバーとの関係は、家族の様でもあり、職人の集まりの様でもあり、友達のようにも見える。

きっとこの距離感が良いんだと思う。

音楽を難しく考えずに聴ける絶妙な距離感。
あらゆるエッセンスが入っているし、決して分かりやすいだけの音楽ではないんだけど、
歌詞やメロディー、演奏に対してのガードが緩むというか、すんなり心に入れる準備がいつの間にかできてしまう。
そんな音楽なんだよなぁ。

これが寺という場所で体験するとまた際立つ。
何となくだけど、心が解放されいてる様な気がして、何もかもに先入観を持たずに体感出来る感覚。

僕は小田さんの様な音楽を奏でる人は多くいないと思う。
それは音楽性とは少し違う、人間性と音楽の距離感やバランスの妙であり、唯一無二の温かさがある。
皆さん、是非とも聴いて見てみてください。

僕は小田さんの音楽はずっと残るべき音楽だと思ってます。

 

【パーソナリティー 社長】

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