NEWS

七尾旅人による対コロナ支援配信「LIFE HOUSE」がリアルのライブハウスへ。 10周年を迎えた渋谷WWWのアニバーサリー特別公演として、ゲストにマヒトゥ・ザ・ピーポーを迎え「LIFE HOUSE x LIVE HOUSE」が開催決定!

ー 架空のベニューから、実在のベニューへ。
七尾旅人が、オンライン上の架空のライブベニューをイメージし様々なゲストを遠隔で繋ぎ開催してきた対コロナ支援配信「LIFE HOUSE」。
丁寧に紡がれる対話と音楽が生配信で届けられるYoutubeの画面は親密で温かなステージとなり、それぞれが生きる現実を浮かび上がらせるドキュメントとして、4月のスタートから既に17回を数えるシリーズとなっています。

その間音楽シーンを取り巻く環境は刻々と変化し、コロナ禍のライブハウスはガイドラインに則りながら徐々に動員公演を再開し始めました。
そして「LIFE HOUSE」の舞台は遂に、リアルのライブハウスへ。
10周年を迎えた渋谷WWWのアニバーサリー特別公演として「LIFE HOUSE x LIVE HOUSE」を開催します。

2010年のオープン時に七尾旅人がオープニングソングを手がけ、エクストリームなセッションの数々で話題を呼んだ百人組手、動物や昆虫まで出演した異形のオペラ作品「VOICE」公演、そして開店5周年の2015年には後に映像作品化されたスペシャルワンマン「兵士A」が行われた渋谷WWW。
他の多くのライブハウス同様、数ヶ月の休業期間を経て、ガイドラインのもとで慎重に動員公演を再開しています。
この日は、これまでの10年間の節目節目で共に記憶を刻んできた場所から、時代の声なき声を表現する七尾旅人が2020年の「いま」を届ける一夜となります。

ゲストには、GEZANのフロントマンであり全感覚祭主宰、恵比寿LIQUIDROOM屋上での「十三月農園」のスタートや、緊急事態宣言解除直後に撮影を行った豊田利晃監督『破壊の日』への出演など、コロナ禍においてさらに精力的に、この時を鮮やかに刻み付けるように縦横無尽な活動を続けるマヒトゥ・ザ・ピーポーが出演します。

公演の模様はこれまでの「LIFE HOUSE」同様、七尾旅人のYoutubeチャンネルから投げ銭形式の配信を実施し、収益は七尾旅人、ゲストのマヒトゥ・ザ・ピーポー、渋谷WWW、3者それぞれの判断でコロナ禍のなか困窮する誰か、また格闘する誰かへの支援に使わせて頂きます。システムの詳細などは追って発表いたします。
変化してゆく状況の中で届けられる「いま」。「LIFE HOUSE x LIVE HOUSE」を、目撃してください。

〈七尾旅人からのメッセージ〉

4月から続けてきた「対コロナ支援配信LIFE HOUSE」を観てくださっていた渋谷WWWからお誘い頂き、新しいイベントをやることになりました。

LIFE HOUSE
   x
LIVE HOUSE

パンデミックのなかで生まれた架空のライブベニューであるLIFE HOUSE(ライフ・ハウス)を実店舗に、ライブハウスに持ち込んでしまおうという企画です。

ゲストには信頼するマヒトゥ・ザ・ピーポーを誘いました。
思索と行動の両面を重視しながら独自の対抗文化を想像していくマヒトに共感があります。
今回は彼と交互に1曲ずつ歌ったり、会話したりしながら、進めます。
最後、どんな光景にたどり着くんだろう?
これまで7ヶ月間、リモート配信でさまざまな方と対話を続けてきたけれど、今回は同じひとつのステージで、同じ画面のなかで、マヒトと歌を交わせたらと思う。
楽しみです。

まるで「感染の温床」のような負のイメージを刷り込まれながらも、全国のライブベニューが取り組み続けてきた細やかな努力はすごいものでした。
その結果、日本では9月後半にようやくキャパ50%のお客さんを入れられるようになりましたが、欧州など世界各地でまだまだ混乱が広がっていて、ドイツは11月2日付けで再び都市封鎖されています。
これから冬を迎えて状況がどう動くか、けして楽観は出来ないけれど、困難は必ず新たな輝きを、種子を生みます。つらいニュースが絶えなかったこの数ヶ月で「音楽は不滅だな」と、内心ますますそんな確信を深めてもきました。
今のこの瞬間にやれることを大切にしながら、音楽の夢の続きを思い描いていくつもりです。

この機会を逃すとまたしばらく演れなくなることかもしれないので、よかったらぜひ遊びに来てください。
ライブハウスで会おう。多少距離があっても互いに顔が見れたら嬉しいなと思います。
でもけして無理はしないでね。
普段のLIFE HOUSEと同じように、配信も準備します。

七尾旅人


WWW 10th Anniversary
LIFE HOUSE x LIVE HOUSE

日程:2020年11月29日(日)
会場:渋谷 WWW https://www-shibuya.jp/
出演:七尾旅人 / ゲスト:マヒトゥ・ザ・ピーポー
時間:OPEN 18:00 / START19:00
料金:前売¥4,500(税込 / ドリンク代別 / オールスタンディング)
チケット:
<先行受付>
受付期間:11月7日(土)12:00~11月11日(水)23:59 ※先着
受付URL:https://eplus.jp/tavito-www/
<一般発売>11月14日(土)10:00~ @ e+
問い合せ:WWW 03-5458-7685
公演詳細ページ:https://www-shibuya.jp/schedule/013370.php

【配信URL】
七尾旅人 Youtube チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChsvnAdu9Kx5lMN0dmTOdJQ
——————

※本公演は「ライブハウス・ライブホールにおける 新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づいた新型コロナウィルス対策を講じ開催します。今後、感染状況の変化やガイドラインの改定により、内容に変更が生じる可能性があります。
WWW HPにて「新型コロナウィルス感染拡大予防に関する注意事項」を必ずご確認いただき、ご同意の上でチケットのご購入とご来場をお願いいたします。
https://www-shibuya.jp/schedule/013370.php

—————–

<「対コロナ支援配信 LIFE HOUSE」放送アーカイブ一覧>
https://note.com/tavito/n/n31ef10620508

・vol.1 ゲスト:齋藤陽道、河合宏樹
「上映中止に追い込まれていく映画館。ろうの写真家が自らの歌をみつけるまでの足跡を捉えたあの作品も」

・vol.2 ゲスト:瀬尾高志
「ライブが命!のジャズミュージシャンの現在」

・vol.3 ゲスト:莫西子诗(モーシー)
「パンデミックのなか国際社会で進行する分断と排斥。中国少数民族の立場から」

・vol.4 ゲスト:丹正功一、キャプテン(岡山エビスヤプロ)、さとうもか、沖島二朗(idolpunch)
「岡山の名物ライブハウスの戦い。クラウドファンディングの成功がゴールではない現実」

・vol.5 バスドライバー・ブルース
「100人集合リモートワンマンライブ。パンデミックで分断された100の生活空間が繋がった日」

・vol.6 ゲスト:山本達久、タイコウクニヨシ、サマー(猫)
「コロナ禍で楽器をドラムからシンセサイザーに持ち替え、新たな制作スタイルに辿り着いた男」

・vol.7 ゲスト:林以樂(SKIP SKIP BEN BEN)寺尾ブッダ(台北月見ル君オモフ)
「官民一体で見事なコロナ封じ込めを見せた台湾の、ミュージックシーンの現状」

・vol.8 ゲスト:相羽崇巨
「筋ジストロフィーで呼吸器を付けた彼が、歌い始めた理由」

・vol.9 ゲスト:imai
「ライブハウス、クラブカルチャーを自在に泳ぐキーパーソンの愛すべき素顔。下北沢ガレージとのコネクト配信」

・vol.10 ゲスト:カシマ・エスヒロ、ドラびでお一楽儀光
「秋葉原グッドマンの閉店なんて、受け入れられない!」

・vol.11 ゲスト:TKタケヒロ
「僕は生まれながらのステイホーマー。生まれてすぐに余命15年を宣告された彼が、15歳で初めての本を出版するまで」

・vol.12 ゲスト:中原楽、吉田涼
「PA(音響)さんスペシャル。ライブシーンを支え続けたプロフェッショナルたちの現在」

・vol.13 ゲスト:内橋和久
「世界最高峰ギタリストがベルリンから見たコロナ」

・vol.14 ゲスト:カワムラユキ、butaji
「コロナ禍の音楽とセクシャリティ」

・vol.15 ゲスト:勝井祐二
「有観客ワンマンをいちはやく成功させたROVO、その舞台裏。下北沢440とのコネクト配信」

・vol.16 ゲスト:近藤正司
「どうすれば音楽業界は生存できるのか。ライブハウスコミッション代表理事がみつめる次の一手」

・vol.17 ゲスト:相澤政洋、安富朋子
「3.11震災とコロナ禍を越え、独自の発信を続ける石巻の小さなライブハウスには、ラ・ストラーダ(道)という名前が付いている」

radioDTMインフォメーション

ABOUT ME
radiodtm
ミュージック インタビュー メディア radioDTM