品品(ex.世田谷ピンポンズ)が、フィンランド・カルッキラの「Kino Laika(キノライカ)」でコンサートに出演する。
キノ・ライカといえば、昨年12月に日本で公開されたドキュメンタリー映画「キノ・ライカ 小さな町の映画館」が話題になったことでも記憶に新しいアキ・カウリスマキ監督が故郷に作った映画館。
コンサートでは、カウリスマキ監督の映画で「雪が降る街を」や「竹田の子守歌」などを歌唱しているカルッキラ在住の篠原敏武のバンドである篠原敏武フォークオーケストラ Sanna, Toshi & Juhaと共演する。
6月24日(火)Kino Laika(Karkkila・Finland)
『キノ・ライカ・フォークコンサート』
開演18:00
出演
篠原敏武フォークオーケストラ Sanna, Toshi & Juha
品品 (Ping Pong) from Japan
アキ・カウリスマキ作品の映画音楽、そしてドキュメンタリー映画「キノ・ライカ-小さな町の映画館」でおなじみのToshiこと篠原敏武がフォークバンド仲間と登場。バンドメンバーはToshiに加えサンナ・ヒルスカ、ユハ・ピヒラヤ。アメリカンフォークのほか、珠玉のレパートリーを演奏します。
学生時代よりアメリカンフォークグループに参加。「花はどこへ行った」で有名なピート・シーガーが憧れ、当時から大好きだったのは「風に吹かれて」のボブ・ディラン、「勝利を我等に」のジョーン・バエズ、「我が祖国」のウディ・ガスリーなど。
篠原はこれまでに「日本のうた (1993)」「KOIVU・ロシアとフィンランドの歌 (1996)」、「フィンランド語で歌う日本の心
(2012)」の3枚のアルバムを発表。いずれもミュージシャン、ヘイッキ・ヴァルポラとアキ・カウリスマキ監督とのコラボレーションでリリースしています。
篠原が日本語で自らのギター伴奏で歌った「雪の降る町を」は、カウリスマキ監督作品「ラヴィ・ド・ボエーム」のエンディングを飾り注目を集めました。
今回のスペシャルコンサートでは、篠原が日本からのゲストミュージシャン、品品 (Ping Pong)とも数曲共演予定です。品品(Ping Pong, ex.世田谷ピンポンズ)は、吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらもノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う日本のフォークシンガー。これまでにアルバム8枚シングル4枚を発表し、ピース・又吉直樹とのコラボ、前野健太を招いた早稲田スコットホールでのデビュー10周年記念公演『ノスタルジーですって?』、初エッセイ集『都会なんて夢ばかり』(夏葉社)を出版するなど多岐にわたって活動しています。(日本語訳:遠藤悦郎)
※上の文章は、キノ・ライカのイベント詳細ページに書かれているフィンランド語の文章を現地在住でカウリスマキ関連の仕事をしているグラフィックデザイナー・遠藤悦郎氏が翻訳したもの。
キノ・ライカHP https://www.kinolaika.fi/in-japanese/
イベント詳細 https://www.kinolaika.fi/film/kino-laika-folk-concert-toshi-shinohara-%e5%93%81%e5%93%81-ping-pong/
【品品ex.世田谷ピンポンズ】
フォークシンガー。 ex.世田谷ピンポンズ
吉田拓郎や70年代フォーク・歌謡曲のエッセンスを取り入れながらも、ノスタルジーで終わることなく「いま」を歌う。
音楽のみならず、文学や古本屋、喫茶店にも造詣が深く、文筆活動も積極的に行う。
2012年『H荘の青春』でデビュー。今までにアルバム8枚、シングル4枚を発表。
2015年にはピース・又吉直樹との共作を発表し、注目を集める。
2018年自身初となるバンド編成でのコンセプトアルバム『喫茶品品』をP-VINE RECORDSより発表。
2019年『ときめき坂』、『ラブ』発表。
2020年初のエッセイ集『都会なんて夢ばかり』を岬書店(夏葉社)より刊行。
2022年3月KAGOME「畑生まれのやさしいミルク」CMで吉田拓郎『たどりついたらいつも雨降り』歌唱。
2022年5月『S・N・S・N・S』をデジタルリリース(のちにカセット音源化)
6月、エッセイ集『世の中には(以下省略)』、『品品喫茶譚』発表。11月、エッセイ集『品品写眞譚Ⅰ』発表。
2023年5月エッセイ集『品品喫茶譚Ⅱ』、自由律俳句集『and moreのなかに入れられている』発表。
2023年9月最新シングル『花束』をデジタルリリース。
早稲田スコットホールにて十周年公演『ノスタルジーですって?』を前野健太を迎えて開催。
2024年1月、エッセイ集『実家』発表。
5月、高円寺・本の長屋にて初の個展『PINGPONGPUNCH(ピンポンポンチ)』を開催。
9月、下北沢ニュー風知空知に漫画家・大橋裕之を迎えて開催した自主企画『街の灯』にて改名を発表。
12月、エッセイ集『品品喫茶譚Ⅲ』、三軒茶屋の書店・twililightより初の小説『SETAGAYA MAGIC』を発表。
古本屋 弐拾dB店主・藤井基二とのユニット『凡夜READING CLUB』でも活動中。
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