コヤマリョウのSKY(サブカルクソ野郎)/ テレビ「フジテレビ開局55周年記念ドラマ」~テレビっ子の期待~

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radioDTMリスナーの皆さん、お疲れ様です。
コヤマリョウです。
毎朝納豆を食べるようにして一ヶ月、体の調子が良いような気がする。
多分それは気のせいだ。でも毎朝好きな納豆を食べる事で気分は良い。つまり、その程度の事だ。
相も変わらずテレビが好きで、夜中にハードディスクに貯まった番組を見ている。
テレビが好きだからといって全ての番組が私にとって面白いとは限らない。
これからテレビは秋のスペシャル番組と改変期の時期を迎え、私は番組表とのにらめっこが始まる。これはディスクユニオンにCDを買いに行く感覚に近い。好きなジャンルの棚のCD全てが私好みのはずなんてない。だから色々と迷う。
毎晩寝る前に録画したテレビ番組を見る。私はその習慣が好きだ。
今週あたりからドラマも最終回が続き色々と楽しませてもらった。今回はそんな話。

 

このコラムでは私コヤマリョウが好きなモノを、文化人気取りでジャンルに拘らず節操無く紹介していきます。
あくまでも個人的な視点で対象に対して思った事・考えた事を書いていこうと思います。
このコラムで興味を持ってもらえたり、飲み会のネタの一つになってもらえれば光栄です。
テーマは「曝せ、SKY(サブカルクソ野郎)」です。

 

テレビっ子として今クールの番組の中で否が応でも気になる冠があった。
その名も「フジテレビ開局55周年記念ドラマ」
その冠を付けて放送されたドラマが二つ。
一つは大ヒットドラマの新シリーズとして、

「HERO」

hero

 

もう一つは、主役級の若手俳優を一同に集結させた、

「若者たち」

若者たち

私は世代的(20代かなり後半です)に「ヒットドラマと言ったらフジテレビ」の世代で、連ドラにハマったのもフジテレビなので、この仰々しい冠は見過ごす事が出来なかった。

今週、最終回を迎えたこの二本のドラマ、
結果を先に書くと、私にとっては「HERO」はとても楽しめて、「若者たち」はあまり楽しめなかった。

私が思ったこの二本のドラマの共通するテーマは「希望」だ。
「HERO」では木村拓哉演じる型破りな検事が自分の信念を貫き通して難事件を解決し、その心意気で関わる人達の気持ちを前向きにさせていく。
「若者たち」では妻夫木聡演じる早くに両親を亡くした青年が兄弟の為に不器用に頑張り、その情熱で関わる人達の気持ちを前向きにさせていく。
そして決定的に違ったのは「不幸」の描き方と、その解決の方法だ。
東京地検を舞台にした「HERO」では毎回様々な事件が舞い込み、事件に巻き込まれた不幸な人がキムタクの頑張りによって救われていく。
いつものキムタクの口調で「悪い事した奴は裁かれなきゃダメっしょ」という感じで巨大組織・権力もなんのその、バッタバッタと勧善懲悪していく様が、見ていてとても粋で気持ちが良かった。
とても単純に人間の性善説を唱えていた。
下町の貧乏家族を描いた「若者たち」では兄弟に不倫やら犯罪やら仕事やら妊娠やらで次々と不幸が訪れる。兄弟が被害者になる場合もあれば加害者になる場合もある。
そして「若者たち」では、その不幸を与えた側も与えられた側も両方にそれぞれの事情があるように描く。人間が生活していくうえでの延長線上にあるどう仕様も無い不幸をちゃんと描いていた。
ここまでは良い。個人的には結構好きな感じだ。
が、傷付いた人間が前向きになる過程が苦手だった。
法律とひらめきと人情を掛け合わせて不幸を解決していく「HERO」に対して、
不幸の根源までしっかり問い詰めた「若者たち」では、毎回長男の「お前達の幸せが俺の幸せだ」という自己犠牲に沿った暴走をみた兄弟達が気持ちを入れ替えていくだけだった。毎回情熱を爆発させて、少し前進して終わる。結局、最終回までそんな感じだった。

 

別に、熱い気持ちが人の気持ちを変える事を否定しているわけじゃない。勧善懲悪だけが素晴らしい物語なわけじゃない。ただ広げた風呂敷くらいはちゃんと片付けて欲しいだけだ。

きっと「若者たち」だって素晴らしい人間ドラマを描いていたはずだ。では、何故私には引っかからなかったのか。
それはテレビの連ドラだからだ。私のテレビの見方に合わなかったせいだ。
(もちろん例外もあるが)私にとってテレビは娯楽だ。録画して夜中に見て楽しみたい。
色んな形がある「楽しみ」の中で、しっかりその番組の「楽しみ」を完遂して分からしてもらいたくて、私はテレビを見ている。

 

最後に私が思った「若者たち」の魅力について書いておきます。
放送中には当然、「そんなに残念に思っているなら見なけりゃ良いじゃん」と頭の端で思っている私がいました。
それでも私は心のどっかで「ここまで不幸を書いているんだから、最後にはそれなりのオチがあるはず」と期待していました。
結果的にその期待は叶いませんでしたが、結果的にその期待を最後まで持って見てしまいました。テレビっ子に毎週期待を持たせた、これは正に魅力でしょう。

 

やっぱりこれも、ディスクユニオンにCDを買いに行く感覚に似ている。

 

【コヤマリョウ】

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